活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体
(2012/11/12)
田端信太郎

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満足度★★★
付箋数:23

本書は宣伝会議が運営する広告界のポータルサイト
アドタイ」に田端信太郎さんが連載した
「メディア野郎へのブートキャンプ」を一般向けに
加筆修正したものです。

  「一般のビジネスパーソンもメディアについて知ることが、
  重要になってきている。」

以前はビジネスで最も重要とされた経営資源は
「お金(キャッシュ)」でした。

しかし、今の時代は企業にとって大切なものは、
キャッシュよりも「アテンション(関心・注目)」と
「タレント(才能)」だと田端さんは説明します。

  「アテンションを集め、タレントをモチベーとする機能を
  持っているのがメディアです。私は、これからは何のビジネスを
  するにも、メディアについてある程度の理解をしておくことが
  ビジネスパーソンには重要だと強く思います。」

そして、メディアの仕組みや、その影響力について、
わかりやすい例を挙げながら解説したのが本書です。

メディアが成立するために、絶対必要な要素は、
「発信者」、「受信者」、「コンテンツ」の3つ。

本書では、この中の「コンテンツ」の形態について、
次の3軸で分類するフレームワークを示します。

  1. ストックとフロー
  2. 参加性と権威性
  3. リニアとノンリニア

1番目の軸「ストックとフロー」については、
ツイッターのように、旬の情報が流れるメディアがフロー型で、
単行本のように、いつ読んでも価値がさがらないメディアが
ストック型と分類されます。

2番目の軸「参加性と権威性」について本書は、
「ミシュラン」で紹介されたレストランと
「食べログ」で紹介されたレストランを例に説明します。

接待で、なぜこのレストランを選んだかを説明する場合、
「食べログのレビューが4.7と高かったから」と言うより
「ミシュランで星2つの評価を受けた」と言う方が聞こえがいいと。

私は1番目と2番目の軸は、説明を読まなくとも
なんとなく想像できましたが、
3番目の軸「リニアとノンリニア」については、
それだけ聞いても、何を言っているかわかりませんでした。

「リニア」は、頭から最後まで見てもらうことを想定したメディア。
映画や長編小説のように少人数から高課金するモデル。

「ノンリニア」は、順不同で断片的に見てもらうことを
想定したメディア。
デジタル上のほとんどのコンテンツはノンリニアで、
多人数から小課金するモデルです。

聖書からニコ動まで、あらゆるコンテンツが、
この3軸を使ったマトリックス上にマッピングできるようです。

本書は、一般のビジネスパーソンが
メディアの本質を捉えるには最適の一冊。

企業のメディアや広報を担当する立場にない方が読んでも、
個人型メディアについてまで言及されていますから、
参考になるところは多いと思います。

この本から何を活かすか?

  「特にウェブメディアは “ページビュー(PV)” という指標が
  ほぼそのまま “通貨” になるような共通概念と
  なってしまっているので、メディア編集者にとっても、
  事業全体の運営について数字を基盤としたビジネス感覚を
  持つことが大変重要になってきます。」

当ブログでは、今年の8月からアドセンスを導入しました。

広告は貼りっぱなしで、まったく検証していなかったので、
PVが通貨になっているか、一度、アドセンスのパフォーマンスを、
きちんと検証してみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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