活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ワンクリック

ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛
(2012/10/18)
リチャード・ブラント

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満足度★★★
付箋数:23

ビル・ゲイツさん、スティーブ・ジョブズさん、
サーゲイ・ブリンさん、ラリー・ペイジさん、
マーク・ザッカーバーグさんらと並ぶネット界の重要人物。

それが本書で半生が描かれる、Amazon.com の創設者でCEOの
ジェフ・ベゾスさんです。

しかし、ベゾスさんがどんな人物なのかといった情報は、
他の偉人に比べて、あまり聞こえて来ません。

それは、ベゾスさんがマスコミへの露出を
巧みにコントロールしているからのようです。

Amazonが小売なので、他のネット関連企業の創業者と
同じ括りで考えないこともあるのかもしれませんが、
ベゾスさんは、完全な「技術系」の経営者です。

本書ではシリコンバレーについて20年以上も書き続ける
ジャーナリストのリチャード・ブラントさんが、
独自の取材と公開された情報を丹念に拾い集め、
ベールに包まれたベゾスさんの素顔を描き出します。

キューバ系の養父に育てられた、
生まれながらのオタクにしてアントレプレナー。

ベゾスさんは、プリンストン大学卒業後、
ビジネスの仕組みを勉強するために
ウォールストリートに身を置きます。

26歳でバンカーズ・トラストの最年少副社長に就任。

その後、今や世界最大級のヘッジファンド会社となった、
D・E・ショーへ転職し、裁定取引のシステムを開発します。

そして1994年、ベゾスさんはインターネットと出会います。

ベゾスさんはこの時、オンラインでどんな商売をすべきか、
ディールフローチャートを書いて、慎重に商材を選びました。

ちなみに、ディールフローチャートとは、
ウォールストリート関係者が使う案件選びのためにチャート。

案件に求める属性がリストアップされているので、
感情で判断が曇ることなく、客観的に考えられつツールです。

ベゾスさんは、このチャートが大変お気に入りで、
重要な判断を下す時は、必ずこのチャートを使います。

それは「恋人」選びの際にも使うほど・・・。

1994年にはAmazonの前身であるインターネット書店の
「カダブラ」を創業。

翌年には、アルファベット順で最初に並び、
誰もがスペルを知っている名称、
世界最大の川の名でもある「アマゾン」へ社名を変更しました。

Amazonスタート後は、ワンクリック特許、カスタマーレビュー、
アソシエイトプログラム、マーケットプレイスなど、
他のeコマース企業より一歩先を行き、急成長を遂げます。

最近でも、ザッポスの買収やキンドルの発売で、
相変わらず話題を呼んでいますね。

私にとっては、ツイッターよりもフェイスブックよりも
よく使うのがアマゾンで、個人的に気に入っている機能は
「インスタント・オーダー・アップデート」です。

これは、以前買ったものを知らせる機能で、
同じ物をショッピングカートに入れると、アラートが出ます。

うっかり同じ物を買ってしまうのを防いでくれます。

一時的な利益を捨てて、顧客優先のアマゾンの姿勢が
出ていて、私はとても気に入っています。

本書は、Amazonの良い面も悪い面もしっかりと書いていますが、
評伝としては人物像の掘り下げが浅めです。

これは著者の力量というより、
ベゾスさんのガードが硬いからのようです。

この本から何を活かすか?

  「後悔最小化理論」

ベゾスさんは判断に迷ったとき、リストを作成して考えます。

年を取って人生を振り返ったとき、どちらの道を選んだほうが
後悔しないのかを判断基準にします。

これを「後悔最小化理論」と呼ぶそうです。

私も人生の岐路にたった時、この理論を使ってみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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