活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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BE ソーシャル!

BE ソーシャル!  ―社員と顧客に愛される5つのシフトBE ソーシャル! ―社員と顧客に愛される5つのシフト
(2012/11/13)
斉藤 徹

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満足度★★★★
付箋数:25

本書は日本経済新聞社出版の堀内さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は2011年に刊行された斉藤徹さんの大作
ソーシャルシフト」の続編です。

前作ではソーシャルメディアによってもたらされた
ビジネスのパラダイムシフトが論じられていましたが、
本書では、それを更に深堀りし、実用性の高い内容にまで
昇華させています。

今回も、国内外の多彩な事例を紹介し、図解も豊富に掲載した
350ページを超える力作です。

  「そして世界は透明になった」

ソーシャルメディアの発達で、企業は消費者を欺けない、
ウソの通用しない世界になりました。

消費者に対する不誠実な態度は、たちどころに世間に広がり、
一瞬にして企業のブランド価値を失墜させます。

一方、透明で誠実な態度の企業は、ソーシャルメディアによって
あっという間に知名度をアップさせることも可能です。

このブログで紹介したことがある企業で言うと「ザッポス」や
鉄道整備株式会社」などは、その良い例ですね。

では、これからの透明性の時代に、
企業はどのように変わるべきなのでしょうか?

斉藤さんは、本書で企業がとるべき「インサイドアウト」による
5つのイノベーションを示します。

「アウトサイドイン」から「インサイドアウト」へのシフトは、
故スティーブン・コヴィーさんが、名著「7つの習慣」の中で、
個人に向けて示した概念です。

この考えを元に、斉藤さんが提示するのが、
企業のあるべき姿を実現するための、5つのパラダイムシフトです。

  ・理念は、規律から自律へ
  ・組織は、統制から透明へ
  ・事業は、競争から共創へ
  ・価値は、機能から情緒へ
  ・目標は、利益から持続へ

実は、この5つのパラダイムシフトを実現するには、
日本的経営への原点回帰が必要だと、本書では述べられています。

それは、「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」の
「三方よし」の近江商人の経営哲学です。

これが、透明性の時代に求められる企業の精神です。

私が本書を読んで考えたのは、2000年ごろに起こった
「雪印事件」がソーシャルシフト化した現代で起こっていたら、
一体どうなっていたかということです。

2000年当時でも、インターネット化・ブロードバンド化は進み、
情報伝達に劇的な変化があったと言われていましたが、
やはり今振り返ってみると、世界はそれほど透明には
なっていませんでした。

当時でも雪印グループには深刻な影響が出ましたが、
ソーシャルメディアの発達した現在に起こって入れば、
雪印メグミルクとしてブランドを残すことさえ
できなかったかもしれません。

この本から何を活かすか?

斉藤さんは、本書をフェイスブックの非公開グループ
「ソーシャルシフトの会」の協力により、執筆したと書いています。

この会に参加希望の方は、フェイスブックの検索窓で、
「ソーシャルシフトの会」と検索し、参加申請すると、
斉藤さんが、ほぼリアルタイムで入会承諾をしてくれるそうです。

この参加すると、斉藤さんの次回作の執筆の際に、
関われるかもしれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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