活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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GIFTの法則

たった1人に伝わると大勢が感動する GIFTの法則たった1人に伝わると大勢が感動する GIFTの法則
(2012/11/23)
平野 秀典

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満足度★★★★
付箋数:24

本書は、日本経済新聞出版社の堀内さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「あなたは、人と話すときや商品を説明するとき、
  “人称” を意識していますか?」

感動プロデューサーの平野秀典さんは、
「皆さん」にではなく、「あなた」にこう問いかけます。

私は、ブログを書く時、少しは「人称」に気を使いますが、
いつも意識できているとは言えませんでした。

一方、小説家や脚本家、作詞家や広告クリエーターといった
表現のプロと呼ばれる方々は、いつも「人称」を明確に
意識しているそうです。

なぜなら、「人称」を意識しないと、
表現者として仕事が成り立たなくなってしまうからです。

  「人称を意識しないと、適切な表現ができないから。
  人称を意識しないと、物語が書けないから。
  人称を意識しないと、感動が伝わらないから。」

この人称を意識しないと、「この商品は~」、「当社は~」、
「私は~」と、つい一人称の表現になってしまいがち。

また、大勢にメッセージを伝えようとすると、
私とあなた以外の不特定多数の「皆さん」という、
三人称の表現になってしまいます。

これでは、「あなた」にメッセージは届きません。

ですから、平野さんは本書で「皆さん」ではなく、
たった1人の「あなた」に語りかけます。

この表現方法を、本書では「二人称シフト」と呼びます。

  「たった1人の大切な “あなた” に届いたメッセージは、
  そのメッセージに共感する人たちと心をつなげたとき、
  結果的に大勢のたった1人に感動が伝わります。」

平野さんが本書で伝えるのは、この二人称シフトを
基本フレームとした、大勢の人に感動を届ける4つの法則です。

それが伝えたいことを、相手に自分ごとと感じてもらい、
共感と感動を生み出す「GITFの法則」。

  第一の法則 Gap 意外性を加える
  第二の法則 Impact 記憶に沁み込む
  第三の法則 Focus 焦点を整える
  第四の法則 Thanks 感謝を贈る

これは、相手に気付かれないように、
商品を売るためのテクニックではありません。

ですから、「GIFTの法則」を使っていることを
相手に隠す必要はありません。

むしろ、「GIFTの法則」を使っていることがわかると、
逆に相手に尊敬の念を持ってもらえるような共感スキルです。

英語で「GIFT」と言うと、「贈り物」という意味と、
「才能」という意味があります。

「GIFTの法則」を使って「贈り物」として感動を届けることが、
それがあなたの「才能」となるという意味で、
私はこの法則、素晴らしいネーミングだと思います。

本書は仕事でもプライベートでも使える、
感動を届けるための教科書。

事例としていくつものレターが掲載されていますが、
それらのレターを読むだけでも、読んで良かったと思える、
あなたへの素晴らしい「GITF」となる一冊です。

この本から何を活かすか?

  「サブテキスト」を応用する

映画や演劇では、役者が実際に話すセリフの前に、
声に出さずに心の中で話す、
表現を豊かにするための手法があるそうです。

その心の中だけで読むセリフを「サブテキスト」と言います。

例えば、「海だ」という短いセリフも、
心の中で「碧く輝く!」を加えて「海だ」と読むと、
表現力がぐっと増すようです。

これ、プライベートでも使えそうですね。

声に出すと照れくさいことをサブテキストにして、
心の中で加えてから、いつもと同じことを言う。

これで、いつもより気持ちが伝わるようになるといいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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