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これが物理学だ!

これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
(2012/10/13)
ウォルター ルーウィン

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満足度★★★★
付箋数:22

世界で最も注目される物理学の授業。

その授業を行うのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)
物理学科教授、ウォルター・ルーウィンさん、76歳。

MITが2001年から、ネットでの無料公開授業、
「MITオープンコースウェア」を始めると、
ルーウィンさんの授業は、瞬く間に有名になりました。

ルーウィンさんの授業は、とにかく熱くて面白い。
ニューヨーク・タイムズ紙からは、
「Webマスター」と評されています。

現在、MITのサイトで、次の2コースが公開されています。

  ・8.01 古典力学(Physics I: Classical Mechanics)
  ・8.02 電気と磁気(Physics Ⅱ: Electricity and Magnetism)

どちらのコースも各36講義×50分の映像がアップされています。

  「webでわたしの授業を観た世界中の人々から、温かい、
  ときには感動的なeメールが、毎日わたしのもとには何十通と届く。」

そんな中、あるファンの男性から、ルーウィンさんの元に、
eメールではなく、snail mail、
つまり普通郵便で手紙が届きました。

  「“8.01古典力学” と “8.02電気と磁気” の全授業を視聴しました。
  “8.03振動と波” へ進むのを楽しみにしています。」

この手紙を出した人物とは、
誰あろう、あのビル・ゲイツさんです。

ゲイツさんさえも、ワクワクさせる授業が、
ルーウィンさんの物理学の授業なのです。

本書は、そのルーウィンさん授業を15講にまとめたもの。

第1講~第9講までは、物理学の基本法則の講義。
第10講~第14講までが、天体物理学の講義。
最終講は、物理学と芸術に関する講義です。

  「わたしは日ごろから、物理学を生徒たちのあいだに
  芽吹かせようと努めている。ほとんどの学生は物理学者に
  なるわけではないのだから、複雑な数理計算に取り組ませるより、
  発見することのすばらしさを胸に刻ませるほうが、
  ずっと大切ではないかと思う。」

本での講義は、公開授業の映像とはやや違いますが、
講義の背景や裏話的な話も聞けて、また興味深い内容です。

本書の原題は、「FOR THE LOVE OF PHYSICS」。

なんたって、Loveですから、物理の美しさを伝えようとする
情熱は半端なものではありません。

ちなみに、ビル・ゲイツさんの書評はこちらです。
  ・For the Love of Physics (Book Review)

原書の表紙になっている写真(日本版では見返しの写真)では、
振り子の周期は、ぶら下げたおもりに左右されないことを
証明するために、自ら振り子の親玉にぶら下がって揺れる、
ルーウィンさんの姿が映されています。

70歳を超えているのに、物理のために体を張っています。

ルーウィンさんは、この授業での実演を成功させるために、
何度も練習を重ねているといいますから、
本当にその熱意には、頭が下がります。

映像はこちら、英語字幕です。
ルーウィンさんが、振り子の親玉にぶら下がるのは、
47分30秒あたりからです。



この本から何を活かすか?

もう一つ、ルーウィンさんの講義で有名な、
振り子の親玉を使って、体を張る
「エネルギー保存の法則」の証明をする映像はこちら。

48分からのラスト1分間をご覧ください。



ルーウィンさんは、ちょっとでも、鉄球を放す手に力が加わると、
これが最後の講義になると話して、笑いをとっていますが、
本当に緊張感があります。

最後の「Physics works and I'm still alive!」
というセリフもカッコイイ。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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