活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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お坊さんマネーコーチが教える お金にとらわれない生き方

お坊さんマネーコーチが教える お金にとらわれない生き方 (Sanctuary books)お坊さんマネーコーチが教える お金にとらわれない生き方 (Sanctuary books)
(2012/11/15)
佐藤颯融

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満足度★★★
付箋数:20

サンクチュアリ出版・高山さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は、お坊さんが著した異色のマネー本。

タイトルの「お金にとらわれない生き方」からすると、
「投資はけしからん」という、お坊さんの話かと思いきや、
お金や投資との付き合い方を、真正面から語っています。

著者の佐藤颯融さんは、お坊さん投資家。

個人のブランディングにおいて差別化するためには、
異なる2つの分野の掛け合わせが勧められますが、
佐藤さんが掛け合わせたのは、2つではなく3つの専門分野です。

「お坊さん」×「マネーマネジメントコーチ」×「NLP」

「マネーマネジメント」と「NLP」を組み合わせている方は、
結構いそうですが、それに「お坊さん」を掛けあわせて
ブランディングしている人は、佐藤さんの他にまずいないでしょう。

さて、私たちの生活に欠かせないお金。

お金がなくては生きていけないのは、
一般の人でも、お坊さんでも同じです。

大切なのは、そのお金との付き合い方。

佐藤さんは、心がお金にとらわれてしまい、
煩悩の沼地から抜け出せなくなっている状態のことを
「マネーの墓に入る」と表現しています。

本書では、マネーの墓に入ってしまう残念な
お金との付き合い方として、次の5つを挙げています。

  1. 大切なのに勉強しない
  2. 人の知恵をつまみぐい
  3. 根拠なき自信
  4. 自分だけは長財布/宝くじ・お札はクシャクシャ
  5. 付き合う人はお金持ちだけ

お坊さん投資家らしく、お金や投資においても
学ぶことの重要性が説かれています。

「お金の基礎力」を身に付けるために、
最低360時間(3ヶ月)は必要と具体的に数字を挙げて
書いているところは、さすがマネーマネジメントコーチですね。

個人的には、4番の「宝くじ・お札はクシャクシャ」意外は、
純粋にマネー本として読んでも、十分に納得できる内容でした。

また、本書では、ブッダの教えの本質である
「四諦八正道」を核とし、「お金の断食」、「心の三昧」、
「煩悩マネジメント」、「心の洗濯」など、
お金との付き合い方に落とし込み、
精神面でのお金の悩みや不安を解消します。

更に、貯金・FX・株式投資・不動産投資などへ
ブッダの教えをどう活かすかまで具体的に言及されています。

もちろん、本書を読んでお金持ちになれますという類の
本ではありませんが、佐藤さん自身が実際に投資し、
その経験も踏まえて書いていますから、
内容は決して机上の空論ではありません。

この本から何を活かすか?

最低限の生活コストを知るために「お金の断食」をする

  「断食は “必要最低限の生活をし、それでも満足する” 
  つまり食欲という欲を克服するための修行です。
  これはお金に関しても同様で、断つまではいかないにせよ
  “あなたのここ1年で最低生活水準(月額)に対してそれを数%
  下回るお金” で一定期間、たとえば1ヶ月~3ヶ月生活してみると、
  改めてお金の持つ力や生活をするうえでのお金の位置付けがわかり、
  贅沢やムダ遣いを抑制する効果があります。」

私も、この「お金の断食」には大賛成。

以前に書いたブログ記事で、この「お金の断食」に
似た内容を推奨したこともあります。

 ・リストのチカラ(2008/06/17)
 ・「仕組み」節約術(2009/09/29)

ただし、本当に自分に必要なものを見極めるには、
最低生活水準を数%下回る程度ではダメ。

この程度だと単なる節約にしかならず、
本当に必要なものを見極める
抜本的な支出の改革にはならない可能性があります。

数%抑えるのは、ただのダイエット。

お金の断食をするには、数十%~半分くらいまで、
一度支出をカットしなければなりません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| マネー一般 | 06:48 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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