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コンサルタントの「決断力」

ビジネスを成功に導く!  コンサルタントの「決断力」 (PHPビジネス新書)ビジネスを成功に導く! コンサルタントの「決断力」 (PHPビジネス新書)
(2012/08/18)
野口 吉昭

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満足度★★★
付箋数:24

「決断力」って言われても、そもそも会社の中で、
重要な決断を下せるポジションにいないしな・・・・

若手のビジネスパーソンの中には、そう考える方も、
いるかもしれません。

しかし、本書で言及される「決断力」には、
自分で決断することはもちろんですが、
「相手に決断させる力」も含まれています。

なぜなら、タイトルに『コンサルタントの「決断力」』と
ある通り、コンサルタントは自分で決断するよりも、
クライアントに決断させることが仕事だからです。

ですから、本書で解説されるノウハウは、
自分が重要な決断をする場合に限らず、
部下が上司に決断させる場合や、
交渉で相手に決断させる場合などにも使えます。

さて、本書はHRインスティテュート代表、野口吉昭さんの
「コンサルタントの○○力」シリーズ第4弾。
(過去紹介記事はこちら → 第1弾第2弾第3弾

今回もコンサルタントならではの切り口で、
決断の本質に迫ります。

正しい決断、間違った決断、深い決断、浅い決断。

決断にも質の高いものから、低いものまでいろいろありますが、
その差は、一体、何なのでしょうか?

  「決断の本質は、決断そのものよりも
  決断にいたる決断プロセスにある。」

つまり、決断の差は、そのプロセスの差。

決断するためには、まず判断しなければなりません。

そして、適切に判断するためには、適切な判断材料が必要で、
同時に適切な判断軸を持っていなければなりません。

判断材料を揃えるためにベースになるのは、
判断材料を集めフレームワークを使って整理する力です。

判断軸を持つためには、自分の価値観や想いを
明確にする必要があります。

本書では、決断を次の5つのプロセスに分けて解説。

  STEP1 判断材料の収集
  STEP2 判断軸の設定
  STEP3 判断
  STEP4 決断
  STEP5 実行

もう少し詳しく言うと、STEP1は更に4段階、
STEP5は更に2段階に分かれ、全部で9段階に分けるのが
本書で説明される正式な決断へのプロセスです。

また、もっと本質に迫る決断をするためには
ロジカルシンキングだけでなく、
「直観力」が必要であることにも野口さんは言及しています。

「直感力」ではなく、「直観力」です。

ちなみに、「直感」はいわゆるインスピレーションで、
「直観」は知識や経験があって出てくるものです。

私たち日本人は、自分で決断をしないとよく言われますが、
それは欧米人と違って、小さい頃からディシジョンメイキングの
練習をしていないからでしょう。

大きな決断をするのも、日頃の小さな決断の積み重ね。

まずは、本書を読んで決断のプロセスを学び、
小決断の精度を上げるのが最初の一歩です。

この本から何を活かすか?

あまり、決断力とは関係がありませんが、
本書では日本で諜報活動を行ったソ連のスパイ、
リヒャルト・ゾルゲさんが使った、
相手から情報を聞き出す術が紹介されていました。

聞き出したい情報を相手が言い淀むと、

  「あなたは知らないのですか?」

とわざと挑発的な質問をしたそうです。

体面を重んじる人、プライドが高い人には効きそうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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