活かす読書

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「革命家」の仕事術

「革命家」の仕事術「革命家」の仕事術
(2012/07/26)
ガイ・カワサキ、Guy Kawasaki 他

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満足度★★★
付箋数:22

本書は、アップル社の元チーフ・エバンジェリスト、
ガイ・カワサキさんが10年以上前に執筆した
Rules For Revolutionaries」の邦訳版。

実はこの本、1990年当時、邦訳版がダイヤモンド社から
「神のごとく創造し、奴隷のごとく働け!」というタイトルで、
小田嶋隆さん翻訳で刊行されていていました。

今回は、翻訳者、タイトルも変え、海と月社からの刊行です。

なぜ、この本が10年以上も経って復刻されたかといえば、
2012年3月に刊行された「人を魅了する」が売れ、
カワサキさんが注目されたからに他なりません。

ただし、過去のカワサキさんの本で、
現在入手できないものは何冊もあるので、
その中から本書が選ばれた理由は、
10年以上たった今でも色褪せない魅力があるからです。

個人的には、旧版のタイトルの方が好きですが、
新版は「人を魅了する」と同じ依田拓巳さんの翻訳なので、
違和感なくスッと読むことができました。

  パートⅠ 神のように創造せよ
  パートⅡ 王のように命令せよ
  パートⅢ 奴隷のように働け
  パートⅣ 革命家に送る言葉

旧版のタイトルは、このⅠ章とⅢ章のタイトルをくっつけたもの。

  「神のように創造せよ。王のように命令せよ。奴隷のように働け。」

この言葉、カワサキさんがアップルに在籍していたこともあり、
スティーブ・ジョブズさんが言いそうな、
あるいはジョブズさん自身をイメージさせる言葉です。

しかし、これはジョブズさんが考えた言葉でも、
ジョブズさんを表現した言葉でもありません。

これはルーマニア出身の20世紀を代表する彫刻家、
コンスタンティン・ブランクーシさんの言葉です。

  「create like god, command like king, work like slave」

偉大な芸術家のクリエイティブに関する名言ですから、
ジョブズさんのイメージと重なったのです。

本書では、多くの事例を上げながら、
革命的な商品やサービスを生み出す方法が解説されています。

  <練習問題>
  アニメ映画業界のルールを変えたいとき、あなたならどうする?

各章にはこのような練習問題が何問も用意されていて、
頭を働かせながら読み進めることができます。

ただし、カワサキさんは、練習問題の答えを用意していないので、
ちょっとスッキリしないと感じる人もいるかもしれません。

また、取り上げられている事例は、さすがに古く、
時代を感じさせますが、本書で示される思考方法や仕事術は、
10年以上経った今でも通用します。

小手先のテクニックではなく、本質論が多いので、
本書の仕事術は、これから10年先も価値があるように思えます。

この本から何を活かすか?

  「デスマグネット」を回避するために

「デスマグネット」とは、誰もが犯してしまうような、
愚かな過ちのこと。

「通りやすい道には、地雷が埋まっている」ことを意味します。

カワサキさんは、「デスマグネット」を避けるために、
次の2つの間違いを犯さないよう肝に銘じておく必要があると
説明しています。

  1. 先入観にもとづいて状況を判断し、
    それに反する徴候は無視するか拒否する。

  2. 経験から学ぼうとしない。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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