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トライブ

トライブ  新しい“組織”の未来形トライブ 新しい“組織”の未来形
(2012/07/25)
セス・ゴーディン

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満足度★★★
付箋数:15

本書の著者、セス・ゴーディンさんは、
「あなた」にリーダーになることを勧めます。

何のリーダーになることを勧めていくのか?

それが、新しい組織の形、「トライブ」。

組織と言うと語弊があるかもしれません。
「トライブ(tribe)」とは、「部族」という意味の言葉。

かつてのトライブ(部族)は、地理に縛られていました。

しかし、現在はインターネットにより、地理の壁は取り払われ、
地球規模で新しいトライブが次々と生まれているようです。

では、「グループ」と「トライブ」の違いは何なのか?

ゴーディンさんは、「グループ」に次の2つの要素を加えると
「トライブ」になると説明しています。

その要素とは、「共通する興味」と「コミュニケーションの手段」。

この2つの要素によって、「トライブ」はつながり、
リーダーに率いられて、ムーブメントを作るのです。

  「トライブ - それは、互いにつながり、リーダーとつながり、
  アイディアとつながった人々の集団を指す。」

これからの時代、次々と誕生する「トライブ」に対し、
リーダーが不足している。

そして、「トライブ」のリーダーには誰もがなれるので、
ゴーディンさんは、「あなた」にリーダーになることを
勧めているのです。

私が、このゴーディンさんの説明で引っかかったのは、
リーダーが不足しているなら、そもそもその集団は
「トライブ」になっていないのではないかという点です。

リーダーに率いられていない集団は、単なる「コミュニティ」。

すると、「トライブ」が次々と誕生しているから、
リーダーが不足しているという説明には矛盾があります。

ですから、「コミュニティ」を「トライブ」に変え、
ムーブメントを起こすために、あなたがリーダーになろう
という言い方が正しいのではないでしょうか。

また、本書では「トライブ」の事例として、
米ロックバンドの「グレイトフル・デッド」を挙げていました。

「グレイトフル・デッド」については、以前このブログでも、
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」を紹介していて、
私の中では、「デッドヘッズ」のムーブメントは、
マーケティングで作られた結果という認識がありました。

そのため、「トライブ」の事例としの「グレイトフル・デッド」は、
あまりシックリきませんでした。

本書は、原書のサブタイトル「We Need You to Lead Us」
にある通り、リーダーになることの必要性を訴えますが、
どうしたら「トライブ」のリーダーになれるかは、
本書で説明されていません。

どうせなら、本書では「トライブ」の概念説明に留め、
50ページ程度の薄い本に仕上げた方が、
もっと腹に落ちる本になったのではないかという気がします。

この本から何を活かすか?

原書の刊行は2008年。

本書は、勝間和代さんの働きかけで、
出版社が2011年に版権を獲得し、日本語版が刊行されました。

もちろん翻訳も勝間さんです。

その勝間さんの影響力もあって、日本のアマゾンのレビューは、
本書の内容についてあまり触れられていません。(2012/09/06現在)

もう少し、本書の内容についてレビューを読みたい方は、
米アマゾンのレビューを参照することをオススメします。


こちらは、勝間さん抜きで、内容についてレビューされています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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