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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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企業参謀ノート[入門編]

企業参謀ノート[入門編]企業参謀ノート[入門編]
(2012/07/28)
大前 研一 (監修), プレジデント書籍編集部 (編集)

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満足度★★★
付箋数:17

大前研一さんのデビュー作「企業参謀」は、誰もが認める名著です。

私も数多く大前さんの本を読んできましたが、
最も衝撃を受けたのは、「企業参謀」でした。

大前さんは、大学卒業後、マサチューセッツ工科大学院に留学し、
原子力工学の博士号を取得しました。

一度は、原子力開発の技師として日立製作所に入社しましたが、
原子力の将来に見切りをつけ、コンサルティングファームの
マッキンゼーに転職。

コンサルタントとしては、まったくの素人として
マッキンゼーに入社した大前さんは、
仕事上での学びを、日々詳細にメモを取っていきました。

そのコンサルタント会社に入社後、数年間の大前さんのメモを
1975年に書籍化したのが「企業参謀」でした。

コンサルタントになりたてで、しかも処女作なのに、
なんて質の高い本を書くんだ・・・・・

この本を読んだ当時、奇しくも私の年齢は、
大前さんが「企業参謀」を執筆した時と同じ30歳でした。

私が読んだ当時、既に大前さんは世界的にも有名な
コンサルタントで、マッキンゼーも退職していましたが、
いろいろな意味で、刺激を受けた本でした。

さて本書は、「企業参謀」と1977年に刊行された「続企業参謀」、
そして1979年に刊行された「マッキンゼー現代の経営戦略」の
3冊で公開された「大前理論」をわかりやく説明し、
かつ現代版に事例を入れ替えた本です。

大前さんの写真や図解も多く取り入れられ、
短時間で「企業参謀」のエッセンスが学べるように
まとめられています。

本書がその「入門編」で、KFS(Key Factor for Success、
成功の鍵)などの「大前理論」の考え方を中心に解説。

2012年11月刊行予定の「実践編」で、分析や論理的思考を
助けるためのツールとその使用法を解説します。

ここで、私はあえて言わせていただきます。

やはり、オリジナルの「企業参謀」を読んだ方が絶対にイイと。

(読むのは、もちろん正・続併せた新装版の
企業参謀―戦略的思考とはなにか」でも構いません)

確かに、原書は刊行されて数十年経ちますから
載っている事例は古いものばかりです。

しかし、現代の事例への置き換えは、
大前さんの思考の枠組みだけを参考にして、
自分でやることで、演習になるはずです。

そもそも、「企業参謀」は多少冗長な部分はありますが、
解説本がないと読めないような難解な本ではありません。

エッセンシャル版である本書は、決して悪い本ではありませんが、
洗練されてしまい原書の持つエネルギー感がありません。

まずは、文庫版でも、中古本を買ってでもいいですし、
図書館で借りてでもいいので、オリジナル版を読み、
それでわかりにくい部分があれば、本書を読む方がいいと思います。

この本から何を活かすか?

  「週休2日制の人が多いと思うが、
  あなたは土曜日の午後、何をしているだろうか?

  実はその時間帯を有効に使うかどうかで、
  一発で差がつくんだよ。

  土曜日の午後、4時間あたら、その4時間を
  “自分の頭で考える時間”  にするのだ。」

自分の頭で考える時間、意識しないとなかなか取れません。

しかも、大前さんが言うような「4時間」ものまとまった時間、
自分の頭で考えるとなると、かなりの集中力も必要ですね。

私は、明日の午後、 “自分の頭で考える時間” を
4時間確保したいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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