企業参謀ノート[入門編](2012/07/28)大前 研一 (監修), プレジデント書籍編集部 (編集)商品詳細を見る満足度★★★付箋数:17大前研一さんのデビュー作「企業参謀」は、誰もが認める名著です。私も数多く大前さんの本を読んできましたが、最も衝撃を受けたのは、「企業参謀」でした。大前さんは、大学卒業後、マサチューセッツ工科大学院に留学し、原子力工学の博士号を取得しました。一度は、原子力開発の技師として日立製作所に入社...
2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する(2012/08/03)英『エコノミスト』編集部、船橋 洋一 他商品詳細を見る満足度★★★付箋数:20 「2050年、日本のGDPは韓国の約半分になる。」こんな驚きの予測を、発表するのは英エコノミスト誌。本書は、同誌の記者による未来予測の本です。本書の第12章「グローバリゼーションとアジアの世紀」の中で、文章での言及はないものの、掲載される表で、冒頭の日本と韓国のGDPの大逆転現象が...
常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(2012/07/11)クリス・ギレボー商品詳細を見る満足度★★★付箋数:23 「自分が本当に望むものを手に入れながら、 同時に独自の方法でほかの誰かを助ける。 それがひとつに収束した状態を、僕は “世界征服” と呼んでいる。 自らは冒険に満ちた生き方をしながら、 一方で自分以外の人々に大きな変化をもたらす 生きた証(レガシー)を残そうと真剣...
仕事を見直す25の質問 (Sanctuary books)(2012/08/20)商品詳細を見る満足度★★★★付箋数:26サンクチュアリ・パブリッシングさんより献本いただきました。ありがとうございます。本書を受け取って、おかしなことに気が付きました。表紙に、「著者名」が記されていません。複数の方から寄せられた情報をまとめた本ならば、編集した方や編集した部署名が書かれている場合もありますが、それも本書には一切書かれていません。いったい、...
グラフで見ると全部わかる日本国の深層(2012/07/06)高橋 洋一商品詳細を見る満足度★★★付箋数:20日本のデフレの原因は、「人口減少」にあるのでしょうか?これは、藻谷浩介さん著の「デフレの正体」の中で述べられていた主張です。日本最大の問題は、二千年に一度の人口の波であり、現役世代の人口減少こそがデフレの原因であると。同じ主張は、日銀の白川総裁からも述べられています。白川総裁は、2010年11月4日に都内で行った講演...
挑む力 世界一を獲った富士通の流儀(2012/07/05)片瀬 京子、田島 篤 他商品詳細を見る満足度★★★付箋数:23こんなことを言うと、怒られるかもしれませんが、今となっては、「あの発言」は良かったのかもしれません。2010年11月に政府の事業仕分けで、蓮舫行政刷新担当相(当時)から発せられた、「2位じゃだめなんでしょうか?」発言。蓮舫さんが、この言葉を発した相手は、理化学研究所と富士通が共同で開発していた、スーパーコン...
アイデアは才能では生まれない(2012/07/26)美崎 栄一郎商品詳細を見る満足度★★★付箋数:21日本経済新聞出版社、堀内さんから献本いただきました。ありがとうございます。本書は、花王、カルビー、セガ、松井証券、サントリーなど8社で、ヒット商品ができるまでの過程を追体験し、アイディアを生む方法を帰納法的にまとめた本です。 「この本の特徴は、実際にモノや事業やサービスをつくった人が どのようにアイディアを出した...
ツイッターを持った橋下徹は小泉純一郎を超える(2012/07/03)真柄 昭宏商品詳細を見る満足度★★★付箋数:20 「橋下徹 = 小泉純一郎 + 竹中平蔵 + α ≠ 菅直人 橋下徹には、 “理念を実現するためには殺されてもいい” という 小泉純一郎のような覚悟、政治任用スタッフを活用して 決定に持ち込む竹中平蔵のような実務能力、 それに小泉・竹中時代以上に進んだ、ツイッターなど 最新の情報コミュニケーション技術を...
オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く(2012/06/08)トビアス・J・モスコウィッツ、L・ジョン・ワーサイム 他商品詳細を見る満足度★★★付箋数:23おい、おい、今のがストライクかよ!野球を見ていると、よくそんな場面があります。審判だって、人の子。どんなに優秀な審判だって、毎回、正確に同じ判定ができるわけではありません。では、どんな時に審判の判定にバイアスがかかるのでしょうか? 「審判は、重要な場面で...
フリーで働く! と決めたら読む本(2012/05/26)中山 マコト商品詳細を見る満足度★★★付箋数:24日本経済新聞出版社、堀内さんから献本いただきました。ありがとうございます。あなたは、今の会社を辞めたいと考えたことはありませんか?きっと、誰でも1度や2度、辞めようと考えたことがありますよね。また実際に、会社を辞めるかどうか、真剣に悩んでいる人も多いでしょう。今の時代、必ずしも「辞める=転職」ではありません。雇われ...
君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?(2012/06/28)田村 耕太郎商品詳細を見る満足度★★★★付箋数:23 「われわれの未来は二つに分かれる。 “英語ができる人” と “英語ができない人” のどちらかだ。 君らはどちらになりたいのか?」このように二者択一で迫られると、選択肢がこの2つしかないように思えてしまい、つい「英語ができる人」を選んでしまいますね。さすが、元国会議員の田村耕太郎さん。決断を迫る迫力...
さっさと不況を終わらせろ(2012/07/20)ポール・クルーグマン、Paul Krugman 他商品詳細を見る満足度★★★付箋数:21本書はノーベル賞受賞の経済学者、ポール・クルーグマンさんの「End This Depression Now!」の邦訳本。本当に、さっさと不況を終わらせて欲しいと、私は強く思います。本書でのクルーグマンさんの主張は極めてシンプルです。昔ながらの「財政出動」をしっかりとやれば、不況を終わらせられるというものです。では、な...
日本経済に追い風が吹いている(2012/06/09)北尾吉孝商品詳細を見る満足度★★★付箋数:232012年8月10日、消費税増税法は、参院本会議で民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決されました。これにより、現行5%の消費税率は2014年4月に8%、2015年10月に10%へと、2段階で引き上げられます。このニュースが新聞に掲載された日に、私は知人と話す機会があったので、この消費税増税についてどう思うか聞いてみました。その知人から返っ...
「10年後の自分」を考える技術 (星海社新書)(2012/06/26)西村 行功商品詳細を見る満足度★★★★付箋数:29あなたは、10年後の自分の姿を「思考」したことがありますか?会社でキャリアプランを考える一環として、5年後や10年後の自分の姿を書く機会があるかもしれません。しかし、ここで聞いているのは、10年後の「目標」や「理想像」ではありません。もちろん漠然とした未来を「想像」することでもありません。10年後を「思考」すると...
なぜ貯金好きはお金持ちになれないのか?(2012/06/28)北川 邦弘商品詳細を見る満足度★★付箋数:13 「“資産1億円” を作れる人たちの多くは、お金をコツコツと 貯めるような人ではない。コツコツ貯めこんでも、 この低金利の世の中ではお金を増やすことなど到底できないからだ。 そこで私が研究したのがズバリ、お金持ちや資産家たちの “金持ち思考” である。その考察で判明したことは、 お金持ちにはある共通し...
武器としての交渉思考 (星海社新書)(2012/06/26)瀧本 哲史商品詳細を見る満足度★★★★★付箋数:30 「環境を変えるために定期的に引越しをする人がいます。 引越し先を決めるときに、最も重要な要素は、 一度決まると、毎月その金額を支払わなければならない家賃です。 では、新居を探す場合、1年のうちどのタイミングで引っ越せば、 家賃交渉が有利になるでしょうか?」 (本書の練習問題を要約)引越し時期のピー...
約3年ぶりに、リンクを精査しました。調べてみると、当ブログがリンクを張っていたブログの約「半数」が更新を休止していました。悲しいことですね・・・ちなみに、特に予告なく3ヶ月更新していないブログを休止と考えています。 ・読書関連ブログ : 14ブログ中6ブログが休止 ・相互リンクグログ : 22ブログ中12ブログが休止トータル36ブログ中、18ブログが更新されていませんから、3年間のブログ継続率は「50%」と...
入社10年目の羅針盤(2012/06/21)岩瀬 大輔商品詳細を見る満足度★★★付箋数:20ライフネット生命副社長・岩瀬大輔さんは、20代のころ、「岩瀬は人の8倍仕事をする」と言われたそうです。ここで岩瀬さんのすごい経歴を知って、やっぱりね、と納得をしてはいけません。東大卒で在学中に司法試験に合格し、ハーバード経営大学院に留学して日本人4人目の成績最優秀称号を受けた岩瀬さん。確かに、一般のビジネスパーソンとは、そもそもの...
専門家の予測はサルにも劣る (2012/05/23) ダン・ガードナー 商品詳細を見る 満足度★★★ 付箋数:25 「将来について思い悩む人が、よくこんなことを口にする。 “先は不透明だ。昔とは違うよ” セリフの前半は正しいが、後半は間違っている。 将来はいつの世も不透明なのだ。 今、私たちが直面している将来も、100年前の人が直面した将来も。 だ...
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (2012/06/07) 横田 増生 商品詳細を見る満足度★★★★付箋数:21私が、あまりテレビを見なくなって約10年。見なくなった理由は、子どもが生まれてたから、インターネットをする時間が増えたから、あるいは時間がもったいないから・・・・だと漠然と思い込んでいました。しかし、本書を読んでそれが間違いであることに気づきました。私がテレビを見なくなった真の理...
続・悩む力 (集英社新書) (2012/06/15) 姜尚中 商品詳細を見る満足度★★付箋数:18大ベストセラーになった「悩む力」から4年。本書はその続編で、再び、姜尚中さんは、100年前に生きた夏目漱石さんとマックス・ウェーバーさんの「悩み」に、今を生きるヒントを見出そうとします。それでは、前作からの4年間で、何かが変わったのか? 「東日本大震災以降、日常のありふれたしっかりとした光景が 何や...