活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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LESS IS MORE

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
(2012/06/15)
本田 直之 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:15

  「何か欲しいものはありますか?」

このように質問されたら、あなたは、なんと答えますか?

本田直之さんは、幸福度ランキングで上位を独占する
北欧諸国を訪れ、さまざまな職業の人たち20人以上に、
この質問をぶつけたそうです。

返ってきた答えは、「欲しいもの」を聞いているのに、
ほとんど「モノ」は出てきませんでした。

北欧の人たちの答えで多かったのは、
「家族の健康」や「友人の成功」など。

一方、本田さんは、日本人に同じ質問をしてみると、
「車」や「家」など物質的なモノを挙げる人が多いと予想しています。

この差こそが、幸福度の差。

  「彼らは物質的なモノよりもっと精神的なもの、経験的なものに
  幸福度を感じているということです。」

個人的には、「欲しいもの」と聞かれて、「モノ」を
答えるかどうかは、発想の柔軟性にも関係するので、
一概に日本人が「モノ」に固執しているとも言えないと思います。

言い方を変えると、日本人は聞かれた枠組みの中で、
マジメに答えようとする人が多い気がします。

更に言うと、日本人に「欲しいもの」と聞くと、
「車」や「家」なんて答えは出ずに、「お金」か「時間」と答える人が、
圧倒的に多いのではないでしょうか。

さて、本書は私たちが幸せになるために、
今しなければならないことを考える本です。

基本的には、過去の本田さんの著作「ノマドライフ」や
7つの制約にしばられない生き方」と考え方は同じですが、
北欧の人たちへのインタビューを掲載し、
その考えの裏付けを取っている点が新しい。

要はモノをあまり持たずに、シンプルな生活をして、
複数の仕事を持って、複数の拠点で生活しましょうということです。

それが「Less is more」。

本書のタイトルにもなっているこの言葉は、
近代建築の三大巨匠のひとり、ドイツの建築家、
ミース・ファン・デル・ローエさんによるものだそうです。

「少ないことは、より豊かなことだ」という考えで、
スティーブ・ジョブズさんがアップルで実践していた思想と
共通するところがありますね。

本書で本田さんは、北欧の人へのインタビュー結果や
自身のデュアルライフ、その他の海外での生活経験から、
自由に生きるために目指すべき「新しい幸せの10の条件」を
示しています。

  1. 仕事を楽しんでいる
  2. いい仲間、いい家族がいる
  3. 経済的に安定している
  4. 精神的・肉体的に健康である
  5. 刺激のある趣味やライフスタイルを持っている
  6. 時間を自分でコントロールできると感じている
  7. 住む場所をしっかり選んでいる
  8. いい考え方のクセを持っている
  9. 将来の見通しが立っている
  10. ゴールに向かっている感覚を持つ

この本から何を活かすか?

本書は、そもそも次の問から始まっています。

  「豊かなはずの日本人が、なぜ幸せを感じられないのか?」

経済的に豊かなはずの日本が、ギャラップ社の2010年の調査では、
幸福度ランキングが81位だと。

個人的には、本田さんが挙げた10か条では7番目の
「いい考え方のクセを持っている」が全てだと思います。

幸福度は、単なる考え方ですから、頭を切り替えるだけで、
今すぐにでもランキング1位になることはできると思います。

それは、デュアルライフを送らなくても、
ノマドワーカーにならなくても可能なことですね。

また、考え方ひとつで誰でも変えることができる幸福度ですから、
他人と比べるランキング自体、意味のないことなのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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