活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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橋下徹のかけひきで負けない話し方の技術

橋下徹のかけひきで負けない話し方の技術
橋下徹のかけひきで負けない話し方の技術
(2012/05/23)
松本 幸夫 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

今、ビジネス書で最も注目を集めるのが「橋下本」。

橋下徹さんご本人の著書もあれば、人物伝や政策の解説本から、
その手法をビジネスに応用する関連本まで、
様々な内容の本が出版されています。

2012年7月16日現在、アマゾンで「橋下徹」をキーワードに
検索すると136件がヒットしましたが、
まだブームは始まったばかりですから、関連本の数は今後、
2倍にも3倍にもなることが予想されます。

ちなみに、最近ブームになった方や過去の政治家をキーワードに
同じくアマゾンの和書で検索してると、ヒット数は次の通りでした。

  ・「スティーブ・ジョブズ」 : 240件
  ・「ピーター・ドラッカー」 : 584件
  ・「小泉純一郎」 : 469件
  ・「田中角栄」 : 643件

さて、本書はコミュニケーション術を主なテーマに、
年間200回以上の研修や公演を行う松本幸夫さんが、
橋下さんの「話し方と交渉術」について解説した本です。

  「橋下氏の交渉力は、天性の勘の良さに加えて、弁護士として
  示談交渉をこなしてきた、実践の裏付けがある。
  私たちは、そんな橋下徹の実践で使いこなされてきた話術・交渉力を、
  あくまでも最後は相互満足になる人間関係を目指し、
  駆使していきたいものだ。

  本書は、橋下氏の話し方、交渉力に的をしぼり、
  活用していくことが主眼だ。したがって、氏の政治的スタンスを
  直接問うものではないことは、あらかじめお断りしておく。」

本書では橋下さんの過去の発言を例に、どのようなレトリックを用い、
それがどのような効果をもたらし、私たちはそれをどのように
ビジネスで応用すればよいのかが説明されています。

例えば、答えに詰まったときの対処法。

橋下さんは、2011年12月19日の市長会見で、ほんの一瞬、
答えに詰まったことがあるそうです。

  記者 : 生活保護または国直轄金など以外にも、
       国に対していろいろ思いがあるんですか?

  橋下 : ありますよ。

  記者 : 例えばどんな部分ですか?

  橋下 : (ここで一瞬詰まる)いや、例えばというよりも、
       このまんまやったら日本沈没しますよってことですね。
       だから、生活保護行政どうすんですかということもね、
       何ひとつ決まらない。

この場面で橋下さんは、「例えば」が咄嗟に思い浮かばなくても、
大義名分を持ち出し、質問者の「生活保護以外」に関係なく
さらりと答えています。

この例から松本さんは、私たちがビジネスで答えに詰まった場合、
「もう一度、質問を言ってもらう」、「質問をくり返す」、
「大義名分、キーワードを持ち出す」の3つの方法を使いながら、
時間を稼ぎ、その間に答えを考えることを勧めています。

松本さんは、自分の研修講師の仕事の中で、
実際に「橋下式」を使い、効果が高かったと言っています。

書き言葉より、口にだす方が効果的な「橋下式」。
自分の主張を通すためには、身につけたい技術です。

この本から何を活かすか?

  「二者択一でせまる」

「する、しない、どっち?」と迫ると、本当は別の方法があるのに、
あたかも選択肢が2つしかないように思わせる効果があります。

これを応用し、自分の主張を通したい時は、
二者択一の言い方をして、自分で選ぶ話法を使います。

  「やらなければ実行力がないと言われ、
  やれば独裁者と言われるなら、やって批判を受けるほうがいい」

この例では、本当はやる方法の問題なのに、
やるか、やらないかの二択にして、自分を正当化していますね。

この方法を自分で使うのもアリですが、
逆に相手に使われた場合は、冷静に第三の選択肢を考えて、
相手のペースに乗らないようにしたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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