活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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0点主義

0点主義 新しい知的生産の技術57
0点主義 新しい知的生産の技術57
(2012/05/16)
荒俣 宏 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:25

  「どんなにマイナーなことでも、いつかはきっと多くの人が興味を
  持ってくれる。ただ、それまでじっと耐える辛抱が必要なだけだ。
  お化けの世界だって、今はとてもポピュラーなように。」

この言葉、荒俣宏さんから聞くと重いですね。

荒俣さんといえば、博物学者にして神秘学の権威、
そして作家・翻訳家としても活躍する、
まさに博覧強記という言葉がピッタリの知の怪人です。

サブタイトルには「知的生産の技術」とありますが、
本書で解説されているのは「勉強法」です。

その名も「アラマタ式0点主義の勉強法」。

これは、熱い情熱に衝き動かされる勉強法で、
学校の試験で100点を目指すものではありません。

  「この本がテーマにしているのは、人の知力という点で、
  ストライクを投げる能力ではなく、ここぞという場面で相手を
  空振りさせる“決め球”の磨き方だ。そしてこういう球は、
  試験でストライクかどうかを判定すれば、ボール、
  つまり0点にしかならない。」

はじめは世間に認められない「0点」であっても、
極めることで、大きな武器になるということです。

確かにどんな分野でも、荒俣さんのようにトコトン掘り下げていけば、
その分野の第一人者になることができます。

自分の興味があることを見つけ出したら、次の流れで学習を加速します。

  1. 勉強するのがとても楽しく、脳も喜び、幸せになる。
  2. 幸せを感じたおかげで、勉強によって得たものすべてが血肉になる。
  3. 学んだことが身についた実感、勉強の楽しさを感じて、
    さらに興味を追求してみたくなる。

まさに理想的な勉強の仕方ですが、
問題は、そこまでのめり込むほど好きな分野があるかということ。

ここで大切なのは、好きではないことを、好きにしてしまう力です。

  「好きなことは、私でなくとも誰だってやれる。
  ただ、私には好きでないのにしなければならなくなったことを、
  好きなことにの一つにしてしまえる変な能力があると思っている。」

誰もやっていない、ニッチな分野で第一人者にならなくとも、
心の在り方を変えて、嫌なことや苦手なことを、
好きになるようにコントロールできれば、
今まで苦痛に感じていた仕事さえ、楽しくできるはずです。

本書には、荒俣さんの体験から、好きでないことを好きになことに変え、
理想的な勉強のサイクルを回すコツが披露されています。

この本から何を活かすか?

荒俣さんは、あの膨大な知識をどのように得ているのか?

  「私の場合、一日の中には、決まって再読に費やす時間がある。
  といっても、興味がある本や資料を読み返しているだけなのだが、
  その “繰り返し力” のおかげで、数百ページもある図鑑でも
  なんとなく “ここにはこんな色の絵があったな、そこにあの情報が
  あったな” と思い出すことができる。」

本を読んだ場合、関心のある部分に絞って再読するのがポイント。

大きな情報を切り刻んで、興味のある情報だけコンパクト化し、
いつでも取り出せるようにするようです。

私も、読んだ本は翌朝に軽く再読を行います。

しかし、この荒俣さんのコメントを読んで、
もう少し再読の時間を長めにとってみようと思いました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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