活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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「処方せん」的読書術

「処方せん」的読書術  心を強くする読み方、選び方、使い方 (oneテーマ21)
「処方せん」的読書術 心を強くする読み方、選び方、使い方 (oneテーマ21)
(2012/05/10)
奥野 宣之 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「本書は“どのように本を心の支えにしていくか”について、
  僕が体験的に学んできたことをまとめたものだ。」

奥野宣之さんと言えば、「100円ノート」シリーズに代表されるように、
生産性を高めるのノウハウ本の著者というイメージがありました。

このブログでも、過去に5冊の奥野さんの著作を紹介しています。

  ・情報は1冊のノートにまとめなさい
  ・読書は1冊のノートにまとめなさい
  ・情報は「整理」しないで捨てなさい
  ・知的生産ワークアウト
  ・人生は1冊のノートにまとめなさい

これらの本は、効率性を追求することが全面に出ているので、
奥野さんが悩むタイプの人だという印象は受けませんでした。

ところが、奥野さんは社会人になりたての頃は、
「豆腐のようなメンタル」で、ずいぶんと悩むこともあったようです。

そんな時に、奥野さんが自分を取り戻すための
心の拠り所としたのは、「読書」でした。

本書で紹介されるのは、「心を強くするための読書術」。

楽しむことを目的としたり、知識を得るためだったり、
あるいは、ノウハウを学ぶための読書術ではありません。

あくまでも奥野さんが体験的に学んだ、
メンタルに効かせるための読書術です。

ですから、本を心に響かせ、生きていくための支えにするために、
他の読書本とは違うことが言われています。

  「心を強くするための読書の場合は、僕はこう強調したい。
  “感動は、一人でこっそり持っておいてください!”と。
  “何でも共有したらいい”というのは、ネット文化の悪いところだと
  考えています。感動は共有したら減るのです。」

今の時代、自分が思い感じたことは、ツイッターなどで
どんどん発信して、リアルタイムで共有するのが、
良いこととされる風潮があります。

しかし奥野さんは、「感動は共有するな」と言います。

なぜなら、感動は一人ひとり違うものであり、
自分の心のなかに絶対的にあった価値観が、
人の感想と比べることで、陳腐化してしまうからです。

私は、読んだ本の内容をブログで発信している身ですが、
奥野さんの言うことが、思い当たることがあります。

それは、自分が読んだ本で感動して、興奮気味で、
他の人もどんなに感動しているだろうと期待して、
アマゾンを見ると、意外と冷めたレビューが書かれていた時です。

場合によっては、些細な事で叩かれている場合さえあります。

そんな時は、自分の中の絶対的だった感動が、
他の人のレビューを読むことで相対化され、
高かったテンションが下がってしまうことがありますね。

だから最近、本を選ぶ時は、レビューを参考にするものの、
本を読んだ後は、レビューを読まないようにしています。

この本から何を活かすか?

  「ある本があったとして、“それを読む理由は何か”
  と考えてみたとき、一番多いのが、“人物に興味を持ったから”
  というものではないでしょうか。」

本探しは人間探し。

奥野さんは、お気に入りの一冊として「人物20世紀」を挙げています。

人名辞典と現代史事典が混ざったようなスタイルで、
その年ごとに活躍した人が、魅力的に紹介されているそうです。

この本、面白そうなので、図書館で探してみよう思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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