活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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成功は缶コーヒーの中に

成功は缶コーヒーの中に
成功は缶コーヒーの中に
(2012/03/30)
谷田 利景(タニダ トシカゲ) 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

本書は、ポッカコーポレーション創業者、谷田利景さんが、
「出口が見えない混迷から脱出するための羅針盤」に
なって欲しいという思いで書いた本です。

  「自分の将来を案じているサラリーマンも、
  進路で迷っている経営者も “読めばたちまち元気百倍!”
  そんな特効薬にするつもりで私は本書を書いた。
  このままでは死にきれない。これだけは伝えなければならない。
  そんな熱い思いを行間に込めた。」

谷田さんは、既に80代半ば。
現在はポッカの最高顧問も退任しています。

しかし、「コカ・コーラに挑んだ男」として数々の挑戦をしてきた
谷田さんとしては、今の不甲斐ない日本の状況を見て、
このままではいられないという思いで筆をとったのでしょう。

谷田さんは、誰もやらないことにこそチャンスがあると考え、
多くの「日本初」や「世界初」の商品を世に送り出してきました。

  ・1957年 合成レモンの製造販売
  ・1972年 世界初、本格缶コーヒーの販売
  ・1973年 世界初、ホット/コールド型自動販売機の開発
  ・1996年 「じっくりコトコト煮込んだスープ」発売

私たちが、今、当たり前のように缶コーヒーを飲めるのも、
谷田さんが単に商品を販売したからではなく、
缶でコーヒーを飲む「文化」を創り上げたからです。

ちなみに、100g中5g以上のコーヒー豆を使用したものだけが、
商品名を「コーヒー」として表示できるようです。

この規格で世界で初めて商品化されたのが「ポッカコーヒー」でした。
ちょっと人種がわからない「男の顔」のデザインで有名ですね。

洗練された缶コーヒーのデザインの中にあって、
あの顔は、今も変わらずインパクトがあります。

また、谷田さんの挑戦の歴史の中には、多くの失敗もありました。

合成レモンの不当表示事件、缶コーヒーの米進出失敗、
不味いジュース歴代NO.1の「維力」の発売・・・

その中には会社の存続に関わる危機もありましたが、
谷田さんは幾度となくドン底から立ち上がり、
新たな活路を見つけて、会社を成長させました。

本書には、谷田さんの戦いの歴史の中から、
人生を再考するための、46項目のヒントがまとめられています。

語り口こそ静かですが、その奥に熱い思いが感じられる一冊です。

この本から何を活かすか?

  「ジャネの法則」

人は年を取るにつれて、実感として1年1年が短く感じられます。

それを学問的に説明したのが、ピエール・ジャネさんという
フランスの心理学者だと、本書に説明がありました。

人間の心理的な時間は、年齢の逆数に比例するそうです。

例えば、10歳の頃の1年は1/10、20歳の頃の1年は1/20と感じる。

つまり、つまり10歳の1年より、20歳の1年の方が、
2倍早く感じる計算です。

これがどの程度信憑性のある話かは分かりませんが、
いずれにせよ、これから年をとるにつれ、
もっと時間が早く過ぎるように感じるのは間違いなさそうです。

昨日の1日よりも、今日の1日は短い。
今日の1日よりも、明日の1日はもっと短い。

それを意識して、毎日を大切に生きていきたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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