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ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
(2012/04/20)
石角 完爾 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:23

京都大学首席卒業、在学中に司法試験と国家公務員上級試験に合格、
ハーバード大とペンシルバニア大のロースクールで修士課程修了、
ハーバード大の法学校博士課程合格、
国際弁護士として欧米を中心に活躍。ユダヤ教に改宗。

これらの石角完爾さんのプロフィールの中で、
成し得るのが一番難しかったのは、何だと思いますか?

石角さん自身が、本書の中でこれが一番難しかったと
説明しているわけではありませんが、
巻末の著者略歴の中で、唯一「難関の」とついていたのは、
「ユダヤ教に改宗」でした。

何年もの修行が必要なのかもしれませんが、
それほどまでに、日本人がユダヤ教に改宗することは、
難しいことなんですね。

当ブログでは、以前に石角さんの「お金とユダヤ人」を紹介しましたが、
本書は、お金のことだけではなく、人生全般に対して
ユダヤの教え「タルムード」を活かすための本です。

  第一章 お金を引き寄せるユダヤの哲学
  第二章 タルムードの知恵をビジネスに活かす
  第三章 すべてを捨てる覚悟が道を拓く

タルムードとは、ヘブライ語で書かれた
6部・63編から成るユダヤ教徒の聖典。

400ページもの書物30冊以上からなる膨大な量で、
日常生活から、医学、子育て、家庭から恋愛まで、
あらゆる事柄の規範とそれにまつわる議論が記されているそうです。

  「重要なのは、この知恵が決してユダヤ人だけに
  通用するものではなく、人類全体が生き残るための最善の方法を
  示唆しているということだ。
  つまり、ユダヤの教えは、私たち人間が悩んだり
  苦労したりするのを見越して、普通ではない全く別の角度からの視点、
  視座を与え、それを解決するヒントを与える、
  現代にも通用するバイブルだと言っていい。」

ユダヤ人の成功者は昔から数多くいますが、
最近一番の話題は、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグさん。

ザッカーバーグさんが、本当はどのようにユダヤの教えを
実践しているかはわかりませんが、本書でも度々紹介されています。

また、ユダヤ人と言えば、「ヴェニスの商人」の
金貸しシャイロックから、「強欲」というイメージも定着しています。

しかし、ユダヤの説話の多くは、強欲さを排し、自らの今の人生を
大切に生きることの重要性が説かれているようです。

石角さんは本書で、ユダヤ人が5000年もの間、
語り継いできた説話を、日本人が理解し、
よりよい人生を送るためのヒントとして活用できるように解説しています。

この本から何を活かすか?

  「あるラバイ(ユダヤの宗教的指導者)の最悪で最良の災難」

  「あるラバイが旅をしていた。
  ラバイは犬と羊を連れ、聖書を読むためのランプを持っていた。
  
  ある夜、粗末な納屋に泊まることにしたラバイは、
  寝るには早いので、ランプを灯して聖書を読むことにした。
  しかし、運悪くオイルが切れてしまったので、
  仕方なく早めに寝ることにした。
   
  その夜は、悪いことが重なり、連れていた犬が毒虫に刺されて死に、
  羊はオオカミに食べられてしまった。

  翌朝、ラバイは近くの村まで歩いてみると、
  あちこちで村人が惨殺されているのに気がついた。

  前の晩、盗賊がやってきて村を襲い、
  村人を殺し金品を奪っていったのだ。

  彼は恐ろしさに打ち震えながら思った。

  もしランプが消えていなければ、彼も盗賊に見つかったに違いない。
  もし犬や羊が生きていたら、吠えたり騒いだりして、
  やはり見つかっていたに違いない。

  すべてを失っていたからこそ、自分は助かったのだと。
  そこでラバイは深く悟った。」

これは、物事には人知では知ることができない面があり、
トラブルはもっと悪いことの防波堤と考える教え。

ユダヤ教に限らず、他でもありそうな教えですが、
説話になっているのが、覚えやすくてイイですね。

今度、娘にこの話をしてしてみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 07:26 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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