活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ミッションからはじめよう!

ミッションからはじめよう!
ミッションからはじめよう!
(2012/03/26)
並木 裕太 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:25

  「本書は一見、いわゆる『問題解決』や『ロジカルシンキング』の
  スキルを説く本のように見えるかもしれませんが、
  目的は、他の『問題解決本』や『ロジカルシンキング本』のように、
  問題をきれいに整理し分析し、解決策をかっこよくプレゼンできる
  ようになることではありません。そうではなくて、
  本当に求める結果を得るための方法を示すことです。」

欲しいのは、コンサルタントが考えるようなキレイな戦略ではなく、
かっこ悪い方法でも実行して得られる結果。

  「どんなに素晴らしい戦略でも実施されなければゴミなんです。
  どんなにバカげたアイディアでも実施して実績をつくれば
  それが正解になります。」

この論ずるだけでなく、実行までを行いたいという想いが、
本書の著者・並木裕太さんがマッキンゼーを辞め、
自ら株式会社フィールドマネージメントを設立した理由でもあります。

本書では、リアリティがあり、実際に結果を出すための
3ステップのプロセスをストーリー仕立てで解説します。

  ステップ1 ミッション(使命)
  ステップ2 ロジック(論理)
  ステップ3 リアライズ(実行)

特に実行する過程の中で、何より大切なのが「ミッション」。

様々な障害にぶち当たったときに、最後まであきらめずに
モチベーションを維持してやり通せるかは、
指針となるミッションの有無が大きく影響します。

本書では、ミッションを作るためのフレームワークが示され、
どのようにミッションを作り、それを基にどうやって結果に
つなげるかが詳しく解説されているのが特徴的。

イメージをつかむために用意されたストーリーの主人公は、
大手航空会社AJAに勤務する大空翔子。

羽田空港勤務だった翔子は、入社4年目で本社経営企画室への
異動を命じられます。

そしてある日、翔子は経営企画部長から、
3ヶ月間のプロジェクトメンバーに指名されました。

プロジェクトのテーマは、来年予想される外資の格安航空会社の
参入に備えた対抗策を練り上げること。

著者の並木さんも、フィールドマネージメントの社長として、
実名で登場します。

ストーリー自体は、それほど深くはありませんが、
とてもテンポ良く、軽快に読むことができます。

また、航空業界へのLCC(ローコストキャリア)参入といった
タイムリーなテーマを扱っているので、
全日空がこんなことを考えて、ピーチを設立したのかな?
と、現実とリンクさせて物語を読むことができます。

この本から何を活かすか?

本書では番外編として、個人のミッション作りにも触れられています。

ミッションは、個人でも会社でも
三層構造のピラミッド型フレームワーク(ミッションコーン)で
作ります。

最下層の一番面積が広いベースとなる段は「エビデンス(証拠)」。

中段は2つに別れ、「機能的ベネフィット」と
「感情的ベネフィット」で構成されます。

そしてピラミッドの頂上に「ミッション」が乗ります。

個人でミッションコーンをつく場合は、
その人のタイプによって、どの段から作り始めるかが決まるようです。

小さい頃から一つの目標に向かって情熱を傾ける人(GOAL PEOPLE)
なら、上段のミッションから書いていく。

ゴールにむかって一直線ではなく、川の流れに身を任せるように、
人生の選択をそのときの判断で選ぶ人(RIVER PEOPLE)は、
下段のエビデンスから書き始める。

私はRIVER PEOPLEなので、エビデンスから始めてみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 06:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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