活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール

ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール
ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール
(2012/02/22)
サイモン・コンスタブル=著 /ロバート・E・ライト=著/上野泰也=監訳/高橋璃子=訳
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満足度★★★★
付箋数:27

「ウェイトレス美人指数」って、聞いたことがありますか?

  「ウェイトレス美人指数(Vixen Index)は、その名のとおり
  ウェイトレスの美人度を表す指数です。
  地元の食堂や居酒屋で働いているウェイトレスを、
  観察してみてください。
  もしも目の覚めるような美人ばかりであれば、
  景気はかなり暗い状況にあるといえます。」

魅力的な容姿の女性を雇いたい業種は、いくらでもあります。

景気が上向きの時は、そんな美しい女性を雇いたい会社は、
いい給料を払い、彼女たちに華やかでおいしい仕事を用意します。

しかし、景気が悪化してくると、そんな気前のいい会社は少なくなり、
彼女たちは、仕方なく近所の安い飲食店で働くことになるようです。

だから近所の安い店で、目もくらむような美人ウェイトレスを
見かけることが多くなれば、国の経済は危機的状況だと・・・

これは、本書で紹介されていた指標のひとつ、
「ウェイトレス美人指数」についての説明です。

実際のところ、これを本当に数値化するのは難しいですし、
美人かどうかの判定はかなり主観が入ってしまいます。

ですから、半分シャレを含めて、自分だけの経済指標を見つける
という意味で、本書の最後で紹介されていました。

私も個人的には、「一般雑誌の特集」を見て、投資の過熱度を
判断することがあります。

例えば、いつもは投資や経済の記事をあまり扱わない、
主婦をターゲットにした雑誌が、「J-REIT投資」を
特集するようになったら、マーケットはかなり過熱気味で、
そろそろ潮時だと考えます。

でも、雑誌の特集を見てマーケットを読むよりも、
美人ウェイトレスを探して、経済を測る方が楽しそうですね。

さて、本書は主に米国の経済指標の読み方を解説する、
非常に真っ当な本です。

世界の経済を読むことは、その中心である米国経済を読むこと。

そのためには、米国のどんな経済指標に注目し、
その数値の変化で、経済がどう変わるかを知る必要があります。

本書では、50の経済指標が解説されています。

各経済指標には、その指標の「発表時期」、「入手先」、
「注目点」、「意味すること」、「投資アクション」、「リスク評価」、
「リターン評価」の7つが明示されています。

私たちが経済ニュースでよく聞く主要な指標から、
監訳を務めたエコノミストの上野泰成さんでも、
聞いたことがないという指標まで。

その解説は、シンプルですがコラムのように読むことができます。

本書は、投資をしている人や、経済をもっと知りたいと思う人には、
必須のレファレンス本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「クラック・スプレッド」
  石油精製業者の利ざやを示す指標

「クラック」とは、原油を精製する作業のことを意味し、
「スプレッド」は、価格差という意味です。

この指標は、原油1バレル当たりの利益を示します。

データは「The Wall Street Journal Data Center」から。

季節によって変動する指標で、スプレッドが大きいと、
精製事業に関連する企業の利益が大きくなるとのこと。

そして、バルチック原油タンカー指数と組み合わせて、
需要と供給の両方を見るのがポイントのようです。

この指標、私は使ったことはもちろん、
聞いたこともなかったので、詳しく調べてみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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