活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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サムスン式 仕事の流儀

サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる
サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる
(2012/01/09)
ムン・ヒョンジン 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

今や韓国を代表する企業から、日本の家電メーカーを圧倒し、
世界で認められるブランドへと成長したサムスン。

グループの売上高は、韓国のGDPの22%以上を占めます。

日本で、サムスン製の薄型テレビを目にすることは
ほとんどありませんが、スマホの「GALAXY」シリーズなどで
知られていますね。

本書は、その飛ぶ鳥を落とす勢いのサムスングループの元社員、
ムン・ヒンジンさんが語るサムスン流仕事術。

ヒンジンさんは、サムスングループの中でも仕事の過酷さにおいて
1、2を争うサムスンSDI(薄型パネルや電池製造)で、
部長クラスに相当するグループ長として働いていた方です。

ヒンジンさんは、本書で「サムスンマン」として入社してから、
「5年間」で身につける仕事のやり方を
自身のエピソードを交えながら解説します。

ところで、なぜ、「入社5年」なのか?

それは、最も多く成果が出せる時期が入社5年目だからです。

5年目にもなると、社長の立場から組織を見渡せるようになり、
リーダーシップを身につけ、その後に活かす人脈がつくられるから。

また、正味の仕事に専念できる時間で考えると、
「1万時間の法則」にちょうど該当するのもこの5年目とのことです。

  序章 サムスン入社前 なぜ「五年」が大切なのか?
  第1章 サムスン一年目 基本で圧倒しろ
  第2章 サムスン二年目 誰にも文句を言わせない強力な仕事力
  第3章 サムスン三年目 完璧主義と勝利へのあくなきこだわり
  第4章 サムスン四年目 すべては関係によって完成する
  第5章 サムスン五年目 バージョンアップで自分だけの成功神話を
  付録 サムスンの評価法 幹部資質と面接における具体的な評価法

ノウハウや仕事のやり方よりも、どちらかというと、
猛烈に働くサムスンマンとしてのエピソードが印象的。

また、ヒンジンさんが、ワイシャツの一番上のボタンを外して
働いていたときに、常務から厳しく指導された話しなど、
最近の日本のビジネス書では、なかなか目にする機会のない
エピソードです。

更に、手土産の選び方、「おべっか」の使い方、
結婚することの重要性を説くあたりも同様です。

こういった日本では忘れられている泥臭いエピソードを読むと、
日本の家電メーカーがサムスンの後塵を拝した原因は、
グローバル展開が遅れたことや、戦略にあるのではなく、
日本のビジネスパーソンが失ったガムシャラさにあるように思えます。

この本から何を活かすか?

日本で「サムスン」の話題が出るときは、
そのほとんどの場合「サムスン電子(005930)」を指します。

ヒンジュさんの所属していたサムスンSDI (006400)とは
かなり規模が違いますね。

時価総額でサムスンSDIはサムスン電子の30分の1。

業績もずいぶん違うようなので、もう少し詳しく調べてみようと思います。

サムスンチャート


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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:59 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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