活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない

ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)
ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない (マイナビ新書)
(2012/02/24)
漆原 直行 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:24

  「大切なご案内です。
  この本を読んでも、仕事の効率が10倍アップしたり、
  年収が10倍に増えたり、(中略)金持ち父さんになったり・・・
  と挙げていけばキリがありませんが、その手の効能は、
  おそらく一切期待できません。」

本書の冒頭は、このようにビジネス書でよく見かける謳い文句を
否定するところから始まります。

  「では、この本の主旨とは何か?
  昨今のビジネス書界隈の話題をナナメに切り取り、生温かく
  (決して、“温かく”はございません)概観してみよう、
  というものです。」

本書の著者、漆原直行さんは、ビジネス書を読むことを
完全に否定しているわけではありません。

しかし、巷に溢れるビジネス書の中には、駄本も多く含まれ、
読んだだけでデキる気になってはいけないと釘をさします。

篠原さんは、現在のビジネス書を出版ビジネスとして分析し、
業界のマッチポンプ的な仕掛けに踊らされないように
注意を促します。

  「有能な実務者、優れたビジネスパーソンには、
  たしかにビジネス書を読んでいる人が少なくありません。
  でも、ビジネス書を読んでいるから成功したワケではないのです。
  自分なりに目的や問題意識を抱き、視野を広く持ち、
  何事も貪欲に吸収してやろう・・・といったことを
  強く意識しているから、本もよく読んでいる、というだけのこと。」

漆原さんの言っていることは、正論ですね。

ビジネス書を読めば、多少の知識は身につきます。
そこに書いてあるHow Toを知れば、テクニックも身につきます。

しかし、現実のビジネスでは、その程度のことで、
簡単にデキる人にはなれません。

また、ビジネス書を読んで上がるモチベーションも、一時的なもの。

あくまで、ビジネス書はきっかけに過ぎません。

新しい視点を与えてくれるかもしれませんが、
その視点をもって踏み出すかどうかは100%本人にかかっています。

読んで知ることと、デキることの間にある溝は大きく深い。
その溝を埋める努力が、ビジネス書を読んだ後に必要という訳です。

  「自己啓発や成功法則に関するビジネス書なんて、
  しょせんはコンビニで売っている栄養ドリンクみたいなもの。
  過剰なカフェインや糖分で一時的にテンションが上がり、
  元気が出たような気になったりもしますが、効果のほどは
  正直よくわからない・・・それくらいドライに構えているほうが、
  駄本に翻弄されるリスクも軽減できるのではないでしょうか。」

かなり辛らつな表現は多いものの、
本書は、ビジネス書をよく読むにもかかわらず、
なかなか自分の成長を実感できない人に対して、
正しいビジネス書との接し方を説いた本となっています。

この本から何を活かすか?

  「少し冷静に考えてみましょう。
  月に5万円以上ビジネス書に投入できるビジネスパーソンが、
  果たして労働人口全体でどの程度いるのでしょうか。」

これは勝間和代さんや本田直之さんらの、
大量のビジネス書を読むことを善とする発言に対しての、
漆原さんのツッコミ。

いくら読書が大切でも、普通のビジネスパーソンでは、
月に書籍購入代として5000円~1万円程度用意できたら、
御の字とも書かれています。

個人的には、本を読む読まないは、
あまり予算に関係ないと思います。

多くのビジネス書では、よく身銭を切って本は買いなさいと
書いてありますが、必ずしも買う必要はありません。

また、出たばかりの最新刊を争って読む必要もありませんから、
本を買うお金がなければ、、図書館で借りればいいことです。

新しい本なら、立ち読みしてもいいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| 読書法・速読術 | 06:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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