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プロフェッショナルの働き方

プロフェッショナルの働き方 (PHPビジネス新書)
プロフェッショナルの働き方 (PHPビジネス新書)

(2012/01/19)
高橋 俊介 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

  「抽象的なメッセージを受け取った場合、
  必ずそれを具体的な事例で確認すること。
  そのうえで再び抽象化を試みるということをやるなら、
  それが普遍性の高い学びになる可能性は高いといえます。」

例えば、本書のタイトルにもなっている「プロフェッショナル」。

この抽象的な言葉の本質を考えるために、
類義語や反対語を考えてみます。

まず、類義語で思い浮かぶのが、「スペシャリスト」。

ここで、プロフェッショナルとスペシャリストの違いを考えることが、
プロフェッショナルの本質を捉えるひとつの鍵となります。

そして次に、反対語を考えてみます。

一般的には、「アマチュア」が思い浮かぶかもしれません。

しかし、仕事をして対価を得るという範囲で、その働き方で考えると、
プロフェッショナルの反対語は「サラリーマン」となります。

すると、サラリーマンの働き方の対極にあるのが、
プロフェッショナルの働き方としてイメージすることができます。

さて、本書で人事・キャリアの第一人者である
高橋俊介さんが解説するのが、これからの時代に求められる
プロフェッショナルとしての働き方。

一般には、専門性の高い仕事に従事している人を
プロフェッショナルと呼びます。

しかし、本書では単に職種で分けるのではなく、
専門性の高い技術以外に、高い倫理観を持ち、
自律的に行動し、創造的に価値を生み出す
働き方をする人をプロフェッショナルと呼びます。

それでは、なぜ、これからの時代、
プロフェッショナルな働き方が求められるのでしょうか?

それは、私たちを取り巻く仕事環境や経済環境において、
パラダイムシフトが起こっているから。

想定外のことが、当たり前に起こる時代において、
従来型の働き方が通用しなくなりました。

  「長期的かつ具体的なキャリア目標を定め、そこに向かって
  一歩一歩進んでいくような、かつての計画経済的な
  キャリア理論や手法は、二十一世紀では機能しないどころか、
  むしろ弊害のほうが大きいことはたしかです。」

そして、本書で示されるのが、
次のプロフェッショナルになるための10の条件です。

  条件1 顧客と提供価値を自分で定義する
  条件2 仕事をプロフェッショナル化する
  条件3 ヨコ型リーダーシップを発揮する
  条件4 普遍性の高い学びをする
  条件5 専門性と動向にコミットする
  条件6 キャリアの背骨をつくる
  条件7 行動と成長をセルフマネジメントする
  条件8 多様で開放的な人間関係をつくる
  条件9 自分らしいキャリアに落とし込む
  条件10 ワークとライフを統合する

本書は、これからのキャリアパスを考えるうえで、
大いに参考になる本だと思います。

どのような時代の変化が起こっても、自分の価値を陳腐化させず、
生涯にわたって第一線で活躍したいと考えている人にとって、
よい指針となります。

この本から何を活かすか?

本書では、プロフェッショナルの事例として、
たびたび航空機のパイロットが紹介されています。

鉄道の運転士と比べて、不測の事態が起こることが多いため、
機長自身が判断して、独自の裁量で臨機応変に対応することが
求められると説明されています。

確かに、専門性や自律的に行動するところは、
まさにプロフェッショナル。

一方、アメリカのある人材サービス企業が毎年発表している
リストによれば、2011年の最もストレスの大きい職業は、
民間航空会社のパイロットでした。

この結果から考えると、プロフェッショナルであるほど、
仕事によるストレスが高いのかもしれません。

ですから、プロフェッショナルになるためには、
高橋さんの挙げた10の条件には入っていませんが、
大きなストレスをうまくコントロールする術も、
必要だということです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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