活かす読書

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25歳からのひとりコングロマリットという働き方

25歳からのひとりコングロマリットという働き方 ~仕事も肩書きもひとつじゃなくていい.~
25歳からのひとりコングロマリットという働き方 ~仕事も肩書きもひとつじゃなくていい.~

(2012/01/25)
おち まさと、本田 直之 他 商品詳細を見る

満足度★★
付箋数:12

  「激動の時代を生き抜くために、私たちがあなたに
  目指して欲しいのは、“ひとりコングロマリット”
  というワークスタイルです。」

さすが、おちまさとさんと本田直之さん。
はじめて聞いても、パッとイメージできる秀逸なネーミングですね。

コングロマリットとは、相互に関連のない異業種の
事業を多角経営する複合企業のこと。

それを個人に当てはめ、一つの会社や一つの仕事に
しがみつかず、異なる分野の複数の仕事をするのが、
「ひとりコングロマリット」という働き方。

それは、従来の「本業」に対して「副業」を持つ
という考えではなく、複数の仕事を持ち、
それぞれを「本業」と考えます。

ですから、「副業」ではなく、「複業」。

「副業」は、本業の収入を補完する足し算の仕事。

それに対して、「複業」はそれぞれの仕事が
相乗効果を生む掛け算の仕事です。

本書は、冒頭の4ページのおちさんと本田さんの対談で始まり、
本文は、お2人のリレー式共著というスタイル書かれています。

確かに、「ひとりコングロマリット」は理想的ですし、
私もこれからの時代を生きるための、ひとつの選択肢だと思います。

投資でも、分散してリスクを低く抑えるのが王道ですから。

しかし、すぐに理想の働き方は実現しません。

1つの分野も極めないうちに、別の分野に手を出すと、
すべてが中途半端に終わってしまう危険性があります。

本書では企業のコングロマリットの成功例として、
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)が紹介されていますが、
中小企業の場合は、そのほとんどが多角経営に失敗している
事実も忘れてはなりません。

もちろん、おちさんも本田さんも、
最初は会社員としての仕事を軸に、スキル面でも経済面でも
しっかりと足固めすることを強調しています。

あくまでも、コアの仕事ができてからデュアルへ、
そしてデュアルができてからマルチへという
ステップを踏む必要があるのです。

おちさんだって、本田さんだって、最初はひとつの仕事を
トコトンやり切ることからスタートしたはずです。

その先にあるのが、「ひとりコングロマリット」という働き方。

本書は若手のビジネスパーソン向けに書かれていて、
「ひとりコングロマリット」というコンセプトは
非常にキャッチーなので、表面的に受け取られてしまう
可能性があることが、少し心配です。

この本から何を活かすか?

  「お金を稼ぐ以前にお金の使い方が分かっていないと、
  どんなに稼いでもお金に翻弄されてしまうのです。
  あなたも、できるだけ早いうちにお金をコントロールできるように、
  使い方をトレーニングすることが必要です。
  ためしに一ヶ月、これまでの半分の生活費で暮らしてみましょう。
  月10万円の生活費だったら5万円でやってみる。
  いろいろ工夫してやりくりできれば、
  これが自然に使い方のトレーニングとなります。」

私はこの提案に大賛成です。実際に私もやっていました。

自分の、あるいは家族の最低生活費を知ることもできますし、
生活全体をダイエットすることで、
本当に自分に必要なものがわかります。

そして何より、今後投資していくための
「雪だるまの芯」を作ることができるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 仕事論 | 06:25 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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