活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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孫正義 奇跡のプレゼン

孫正義 奇跡のプレゼン 人を動かす23の法則
孫正義 奇跡のプレゼン 人を動かす23の法則
(2011/12/01)
三木 雄信 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:23

本書は、日本を代表するプレゼンテーションの名手、
孫正義さんのプレゼン手法を解説する本です。

  第1章 孫正義のプレゼンテーションの本質
  第2章 孫正義流 プレゼンテーションの作り方
  第3章 プレゼンテーションの効果を劇的に高める10の方法
  第4章 プレゼンテーションの成功を左右する4つの準備

著者は、当ブログでも過去に『「A4一枚」仕事術』や、
A4一枚勉強法』などを紹介したことがある三木雄信さん。

三木さんは、元ソフトバンクの社長室長を務めた方だけあって、
プレゼン手法の解説と共に、孫さんの過去のプレゼンの裏側や
様々なエピソードを紹介しています。

ですから、本書は読み物として非常に面白いし、
プレゼン手法としても参考になる部分はたくさんあります。

しかし、やはり孫さんのプレゼンは奇跡。

本書を読んでも、孫さんのようなプレゼンはできません。

  「一般的にプレゼンテーションする人は、リハーサルを入念に
  するべきだという。しかし、孫正義はリハーサルをすることはない。
  スライドを作る段階から何度も見直してその内容を
  深く理解しているからだ。」

あのスティーブ・ジョブズさんでさえ、
入念にプレゼンのリハーサルを行ったと言います。

しかし、孫さんはスライドを作る段階で、
徹底してその内容を掘り下げているので、
リハーサルなしでも、凝縮したメッセージを伝えられるようです。

そして、孫さんのプレゼンでは、
「歴史的必然性」と「社会的な価値」を訴え、共感を呼びます。

その背景にあるのは、孫さんの「志」。

仮に孫さんと同レベルのプレゼンスキルを身につけたとしても、
社会を動かすような共感を呼ぶプレゼンはできません。

今の孫さんのプレゼンから、テクニックの部分をなくしても、
やはりメッセージは、それなりに伝わってくるでしょう。

しかし、根底にある「志」をなくしてテクニックだけになると、
伝わるもののないプレゼンになってしまいます。

これは、孫さん以外のプレゼンの名手と呼ばれる方にも
共通して言えることですね。

三木さんは、本書で単なるプレゼン技術の解説にとどまらず、
世界を変えるための、メッセージを伝える手段として
プレゼンを伝えようとしています。

それが、三木さん自身の「志」なのかもしれません。

この本から何を活かすか?

  孫正義流・プレゼンテーションのコツ(メタファーのつくり方)

  1.複雑な事象の本質をつかみ取る。事象の本質については、
   もう一段深く考えることが重要。同時に事象の本質だけでなく、
   本質間の関係も捉えること。

  2.その本質を反映したメタファー(暗喩)に置き換えて、
   可能な限りシンプルに表現する。メタファーは可能な限り
   誰もが知っている身近なものにする。

  3.メタファーを具体的なビジュアルでも示すこと。
   より一層聞き手にメタファーが強烈に印象付けられる。

メタファーのあるプレゼンは、
聴衆の心の奥底までメッセージを伝えます。

なかなか難しいことですが、プレゼンの際は、
メタファーを入れることも考えたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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