活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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夢をかなえる脳

夢をかなえる脳
夢をかなえる脳

(2011/12/01)
澤口俊之 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

  「私は成功・不成功は結局、脳の働き、
  つまりは“脳力”に左右されると考えています。
  ですから、脳力を向上させることができれば、
  人生だって変えられると考えています。
  ごく単純にいえば、自分の脳を知り、
  脳の使い方を変えたり、脳力を適切に向上させたりすれば、
  誰もが夢をかなえることができるはずです。」

このように話すのは、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」で、
独特のキャラクターで人気の脳科学者、澤口俊之さん。

では、いったいどうしたら、自分の脳力を知ることができるのか?

そして、仮に自分の脳力がわかったとしても、
それを向上させることができるのか?

この問いを考えるときに、私たちが思い出すのは、
少し前にあった「脳トレ」ブームです。

2010年4月に科学ジャーナルNatureに掲載された論文では、
「脳トレにはなんの効果もない」と発表されました。

澤口さんは、「脳トレ」は、筋トレによって筋肉が鍛えられるように、
脳が鍛えられると誤解を与えたと指摘しつつも、
一部の脳力は、負荷をかけると向上させることができるので、
「脳トレ」が完全に無意味なわけではないと説明しています。

澤口さんは、自身が提唱するの脳機能から導いた知能「HQ論」を基に、
夢をかなえられる程度を予測できる「成功脳指数SQ」を導き出しました。

本書には、簡単な質問項目に答えるだけで、
自分の「成功脳指数SQ」を測れるテストが掲載されています。

このテストで、自分の脳力を知ることができます。

そして、澤口さんは成功に不可欠な脳力を「未来志向的行動力」、
「社会関係力」、「流動性脳力」、「結晶性脳力」の4つに分け、
脳力向上のための処方箋を示しています。

実は、本書にはもう一つ別のテストが掲載されています。

それは自分のこれまでの行き方から脳力を診断する「生活史」テスト。

メインではない、こちらのテストも解説を読むと、
説得力があり、個人的にはけっこう気に入りました。

また、本書では脳力テストが前面に出ていますが、
その背後にある澤口さんの研究に賭ける想いや、
人間性がにじみ出ていて、なかなか良かったですね。

最初に本書を手にしたときは、
行間も広く、あまり文字数も多くないので、
タレント学者の人気を当て込んだだけの本かと思いましたが、
いい意味で期待を裏切られました。

脳に関する一般向けの本は、マユツバものが多いので、
私は最近避けていましたが、本書は読んで良かったと思います。

この本から何を活かすか?

澤口さんのサイトでは、自著に対する本人の注釈と、
お勧め度(5段階評価)が掲載されています。

本書の澤口さん自身によるお勧め度は★★★★。

私は、もし、澤口さんは今の人気に乗じて、
似たような内容の本をいろいろな出版社から、
次から次へと量産するようになれば、
信用できなくなると思います。

しかし、現在のように澤口さん自身が納得して
書きたい本を1年に1冊ぐらいのペースで、
執筆しているうちは、今後も読みたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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