活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2011年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年01月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

プロの知的生産術

プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)
プロの知的生産術 (PHPビジネス新書)

(2011/11/19)
内田 和成 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:21

情報収集や情報整理では差がつかない時代になりました。

かつては、情報を持っていることが大きなアドバンテージであり、
それを効率よく整理することが、ひとつの技術でした。

しかし今の時代、誰でもネット上にある
大量の情報にアクセスできます。

しかも、その情報を取ってきて、
わざわざ整理しなくても、一発で検索できたり、
他の人がつけたタグさえ簡単に利用できるようになりました。

それでは、いったい何で差別化を図るのか?

ボストン・コンサルティング・グループ元日本代表の
内田和成さんが本書で提案するのは、
アウトプット・情報の活用で差別化すること。

本書が目指すのは、たとえ情報整理ができなくても、
情報活用ができるようになることです。

内田さんが考える、情報活用の目的は3つあります。

  1. 意思決定の助けとなる情報
  2. アイディアの元になる情報
  3. コミュニケーションの手段としての情報

内田さんが本書で解説するのは、
最初に、この3つの中から情報活用の目的を定め、
次にどんな情報をどうやって集めるかを決める、
言わばゴールから逆算するアプローチです。

目的もなく、情報を集めても効率が悪いですから、
必要な情報を見極め、整理には時間をかけないのは合理的。

そして、集めた情報を独自の視点で料理すると、
他の人とは違うアイディアや企画が生み出せるようです。

ただし、本書は肝心の情報活用の部分は、
あまり詳しく解説されておらず、
ノウハウ本としては、ちょっと物足りない感じもします。

また、内田さんは、新しいヒラメキを得るために
「情報をスパークさせる」とも説明します。

前著「スパークする思考」に詳しく書かれているようですが、
一見関係なさそうな情報同士を問題意識と結びつけて、
あたらなヒラメキを得るアプローチです。

そのためには、使える情報より、面白いという視点で、
興味の赴くままに情報を集めたほうがいいとも。

これって、内田さんが本書全体で訴えている、
目的を定めて情報を集めて活用するのと、
ちょっと矛盾するように思えます。

この本から何を活かすか?

  「頭の中に仮想の引き出しを20個作る」

これは内田さんが情報を活用するための
秘蔵ノウハウとして紹介している方法です。

ファイルボックスに関連情報を投げ込んでいくイメージで、
頭の中に作った仮想の引き出しに情報を整理するそうです。

  「実際に私はそうやってきているし、
  誰にでもできる有効な方法だと自負している」

内田さんは、誰にでもできるとサラッと書いていますが、
私にはかなりハードルが高そうです。

だいたい頭の中に仮想引き出しが20個もあると、
どんなタイトルの引き出しがあったかさえ、
思い出せないような気がします。

とりあえず、引き出しの数を3つに絞って、
チャレンジしてみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


このエントリーをはてなブックマークに追加

| ノウハウ本 | 05:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |