パワポで極めるフレームワーク

パワポで極めるフレームワーク ロジカルに落とすプレゼン資料作成の秘訣 (ビジネス極意シリーズ)
(2011/11/03)
大石哲之 商品詳細を見る
満足度★★★
付箋数:22
アスキー・メディアワークス木下さんより献本いただきました。
ありがとうございます。
実は、最初にぱっと見た段階では、
パワーポイントのマニュアル本的な印象があったので、
本書を誰か欲しい人に譲ろうかと考えました。
これからパワーポイントの使い方を覚えたい人の方が、
本書を有効活用できる思ったからです。
実際に、本書の第1章はパワポの基本的な操作の解説です。
しかし、第2章以降にページを進めて、私は考えを改めました。
この本を人に譲るのはもったいない、
やっぱり手元に置いておこうと。
では、いったい本書の何が、私の考えを変えさせたのか?
私は今まで、数多くのロジカルシンキングの本を読んで、
フレームワークについて学んできました。
しかし、いざフレームワークを使って、
1枚のペーパーにまとめようとすると、
途中で手が止まってしまうことが多々ありました。
私に足りなかったのは、フレームワークを活用して作られた、
報告書などの実例をたくさん見ること。
できれば、プロが作ったリアルなものを見ることができれば最高です。
そうすれば、机上で学んだフレームワークと、
実践の間にあった大きな溝の橋渡しができる。
そんな私のニーズにしっかり答えてくれたのが本書です。
「本書は、“プロのコンサルタントが実際に報告書や提案書で
具体的にどのよにフレームワークを利用しているのか
実例をお見せしたい”というコンセプトで書きました。」
しかも、著者の大石哲之さんは、次のことを意識して
本書を執筆したようです。
・コンサルタントの報告書のページから
そのまま抜き出したような臨場感
・プロのレベルで作りこまれたクオリティのも
・分析やグラフも例示や枠組みだけではなく、実際には報告書では
こう書く、こう作りこむ、というものがわかるもの
・数値、グラフ、マトリックスなども丸めたりごまかさず
プロが使っているレベル
あのフレームワークは、こうやって使うのか、
このまとめ方はウマイな、と何度も感心しました。
本書は、きっとあなたのプレゼン資料作成の幅を広げてくれます。
■関連書籍-今まで紹介した大石さんの本
・ロジカルシンキング・リーディング
・3分でわかる問題解決の基本
・伝達力の基本

本書で紹介された事例は73パターン。
イシューツリー、ピラミッドストラクチャー、プロコンチャート、
時間×効果マトリックス、PPMマトリックス、コーザリティー分析、
SMART、4P×4C、SWOT、AIDMA、5フォースなどなど。
かなり有名なフレームワークから、
いくつかのフレームを組み合わせたものまで、
バラエティに富んでいます。
本書は、これらすべての事例が、
アスキー社のサイトからダウンロードできる特典付き。
これは本当にありがたいですね。
早速、全パターンをダウンロードしようと思います。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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