活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ペンギン、カフェをつくる

ペンギン、カフェをつくる
ペンギン、カフェをつくる

(2011/08/11)
三谷宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

表紙に大きなペンギンのイラスト。

そして、タイトルも「ペンギン、カフェをつくる」と
ちょっとファンタジーな感じがするので、
本書は、一見、若い人向けのビジネス書のような印象を受けます。

しかし、実際は中堅やベテランと呼ばれる
ビジネスパーソンほど、本書が必要なのかもしれません。

なぜなら、ヒトは学べば学ぶほどつまらなくなるから。

よく、大人よりも子どもの方が発想が豊かだと言われます。

また、社会人になっても入社したての人の方が、
その会社では常識となっている非常識に気がつきます。

つまり、私たちは、学べば学ぶほど、
常識と知識の呪縛から逃れられなくなっているのです。

だから、出てくる発想は月並みなものばかり。

そこで「発想力」を鍛えるために三谷宏治さんが著したのが本書です。

イワトビペンギンのルークが日本でカフェを作る。

そんな非現実的なストーリーだからこそ、
発想力を身につけるには丁度いいのでしょう。

ちなみに、ルークは小学生から読める科学的思考トレーニングブック
ルークの冒険~カタチのフシギ~」で登場したキャラクター。

三谷さんは、「発想力」向上に必要なファクターとして、
次の4点を選びました。

  1. 常識離脱
  2. 非常識な視点
  3. 異分野の深い学び
  4. 言葉へのこだわり

そして、この4点と簡単な掛け算と足し算を使った式で、
発想力向上のメカニズムを考えました。

  「発想力」向上に必要なメカニズム=
  常識離脱×(非常識な視点+異分野の深い学び+言葉へのこだわり)

更に、このメカニズムをルークというキャラクターを登場させた
ストーリーで楽しく学べるよう構成したのが本書です。

本書の元になっているのは、ダイヤモンドオンラインに連載の
三谷流構造的やわらか発想法」です。

  ・なぜ、普通の鉛筆は6角形の軸なのに、色鉛筆は丸いのか?
  ・なぜ、恐竜が絶滅した理由を考えるためには、
   恐竜「だけ」が「大繁殖」した理由を問う必要があるのか?

新しい視点が身につけられるだけでなく、
興味深い話が満載の三谷さんらしい一冊です。

この本から何を活かすか?

「寒い」という単語の裏にあるもの。

11月に入り、私の住む北海道では、冬に向かって真っしぐら。
日に日に寒さを感じています。

今朝も、目が覚めて最初に感じたことは「寒い」でした。

「寒い」とは、いったいどういことか?

こんな当たり前に使っている言葉だからこそ、
その裏に隠されている大切な意味を考えてみる必要があります。

  「そのヒトにとって、“体感温度”が“低い”ことが、
  寒いことなのです。15℃であろううが5℃であろうが、
  そのヒトにとって、気温が低いと感じれば、寒い、なのです。
  でもそれだけではありません。“寒い”という単語には、
  もっと大切な意味が潜んでいます。わかるでしょうか。」

この意味を調べるために、三谷さんは、
体感温度とは別の軸をとって比べています。
   
↑ 高い
体感温度
 ↓ 低い
暖かい暑 い
涼しい寒 い
快 ← 快不快  → 不快

体感温度が低く感じても、気持ちのいいときは、
「涼しい」という表現を使います。

つまり、「寒い」とは「体感温度が低く」、
かつ、「不快に感じる」ことなんですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| アイディア・発想法・企画 | 09:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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