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敵を味方にする19のテクニック

敵を味方にする19のテクニック
敵を味方にする19のテクニック

(2011/10/01)
デヴィッド・J・リーバーマン 商品詳細を見る

満足度★★
付箋数:11

  「この本が教えるのは、敵を味方に変身させる心理テクニック。
  我慢してつきあうのではなく、
  相手をガラッと変えてしまう方法を解説する。」

こう語るのは、著者の心理学者、デヴィッド・J・リーバーマンさん。

この本の目的は、自分を変えるのではなく、
相手を変えてしまうこと。

果たして、そんなに簡単に相手を変えることなどできるのか?

リーバーマンさんは言います。

相手を変えるのは、自分のためではなく、あくまでその人のため。

誰だって、嫌なヤツにはなりたくない。
誰だって、人とケンカなんかしたくない。

本当は自分の欠点を変えたいと思っているのに、
自分ではなかなか変えられない。

だから、その人がより良く変わるために手を差し伸べる。

それが本書の心理テクニックの根底にある考えです。

  「この本が教えるテクニックは、人のさまざまな面を
  変えるために開発した。ただし、“変える”というのは、
  相手を支配して命令できるようにすることではない。
  目指しているのは、誰かを“いい人に変える”こと。
  その点に注意してほしい。」

本書は、このようなことが前書きで語られた上で、
19の心理テクニックが解説されています。

正直な感想を言うと、私にとっては少々期待はずれの内容でした。

例えば、いつも遅刻をして相手を待たせる友人を変えるテクニック。

  テクニック18-1 代償を払わせる

  「私は時間を守りたい、一緒に行きたいと思っているけど、
  決めたスケジュールを守れないようだったら、
  あなたなしで行かないといけない」

こうあらかじめ宣言して、待ち時間を過ぎたら置いていくというもの。

このテクニック(?)、私にはいたって普通の対応を
しているように感じます。

この方法が効果がないとは言いませんが、
心理学を駆使した、一味違ったような対応を
期待していたので、ちょっと拍子抜けです。

リーバーマンさんの本では、以前、
相手の隠しごとを丸ハダカにする方法」を紹介しましたが、
それに比べると、本書は全体的に説得力に欠ける感じがします。

また、本書の19のテクニックの導入には、
2ページ程のマンガが使われています。

このマンガも微妙。

本文の内容にはつながっているものの、
いまひとつ効果的に使われていない感じがします。

ちなみに、表紙のイラストは三田紀房さんですが、
本文のマンガは関達也さんが描いています。

この本から何を活かすか?

本書が残念なのは、原書の問題か、それとも邦訳の問題か?

この日本語版のアマゾンのカスタマーレビューは
2011年10月28日現在、まだ投稿されていません。

しかし、原書「How to Change Anybody」は、
2005年に出版されたもので、
米アマゾンでは15本ほどのレビューが投稿されていました。

  ・Don't waste your money
  ・Complete waste of time
  ・Common Sense

けっこう手厳しいレビューも、いくつか見られました。

翻訳本の場合は、先に原書の評判を見た方がいいかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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