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究極の判断力を身につけるインバスケット思考

究極の判断力を身につけるインバスケット思考
究極の判断力を身につけるインバスケット思考
(2011/06/01)
鳥原隆志 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

課長の机の上にある、未決と既決に分かれた決済箱。

その未決箱の方に20の案件が積み上がっています。

この案件を処理するために与えられた時間は60分間。

課長のあなたは、どのようにして、
60分で20案件に適切な判断を下すのか?

こんな条件設定で、判断力を試すのが「インバスケット」試験。

インバスケットとは、未処理箱のこと。

  「“インバスケット”は、アメリカの空軍で生まれた
  トレーニングツールで、制限時間内に架空の役職・人物になりきり、
  多くの未処理案件の処理をおこなうビジネスゲームです。
  現在、日本では一流と呼ばれる大手企業の多くが、
  管理職の教育や選抜用のテストとして活用しています。」

現代のビジネス環境にすると、未読のメールボックスに
20通の未読メールがあり、それらすべてに1時間以内に
返信するという状況です。

本書は、インバスケットのHow To本ではなく、体験本。

鳥原隆志さんの会社、株式会社インバスケット研究所で販売する
「インバスケット問題集J」とほぼ同じ内容が掲載されているようです。

多摩洋菓子店、三ツ谷店・洋菓子部門の
チーフを務める23歳の青山あみ。

クリスマス商戦を控えた12月の中旬に、突然、
あみは、同社東京中央店の店長となる辞令を受けます。

しかも、明日から1週間は海外研修の予定が入っているため、
今から東京中央店に立ち寄って、メールや手紙、連絡ノートなどにある
20案件を60分以内に対応するという設定です。

あくまで体験を目的としたインバスケット入門編ということで、
実際に使われているインバスケット問題よりも、
難易度は低く、設定はストーリー仕立てになっています。

また解説は、新米店長の青山あみの判断に、
東京中央店を含むエリアを取り仕切る販売指導員が
アドバイスを与えるという形で書かれています。

2011年7月25日現在のアマゾンのレビューを見ると、
本書の回答が4択式になっていることに、
ダメ出しをしているコメントがあります。

しかし、最初に20案件がまとめて掲載されている問題編に、
選択肢が書かれている訳ではないので、
自分で体験する分には、さほど気にならないと思います。

ただし、本書のタイトル「インバスケット思考」から、
新しい「思考法」を身につける本だと思って読むと、
少し期待外れになるかもしれません。

この本から何を活かすか?

実際に短時間で、多くの案件を処理しなければならない状況は、
ビジネスではよくあること。

と言うより、その状態が標準である人も多いでしょう。

更に、突発的な問題が発生したり、思考を中断させられることも
日常茶飯事ではないでしょうか。

その中で大切なことは、緊急度と重要度を判断し、
いかに人を使うかということです。

これは問題集を解いて身につく能力ではなく、
日々の仕事の中で実践により養うしかないように思えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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