活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール

学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書)
学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール (光文社新書)

(2011/04/15)
木暮太一 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

本書を読めば、あなたも、自分の専門分野・得意分野で
「世界一やさしい○○の本」が書けるようになる。

本書は、「落ちこぼれでもわかる」経済学シリーズや、
今までで一番やさしい経済の教科書」などが好評の
小暮太一さんが、ずっと書きたかった本。

過去の著作を読む限り、小暮さんは、
難しいことを分かりやすく伝える達人です。

本書では、小暮さんが長年追求してきた、
分かりやすく説明するための秘訣が、
41のルールとして公開されています。

  「なぜ、あの人の説明は分かりづらいのか?
  どうすれば、分かりやすい説明ができるようになるのか?

  本書は、この2つの質問に答える本です。」

まず、「分かりにくい」とは、どういう状態か?

小暮さんは、分からないには、2種類あると説明します。

1つは、知らないから分からない。
もう1つは、理解できないから分からない。

日本語で「分からない」と表現すると、
この2つが混同されてしまいます。

しかし、分かりにくい表現に陥らないためには、
知らない状態と、理解できない状態の
それぞれに対処しなければならないうことです。

その点を踏まえて、小暮さんは、
分かりやすい説明に必要な要素として、
次の3つを挙げています。

  1. 何のテーマについて話しているかが分かる
  2. 説明に使われている日本語が分かる
  3. 説明の中の論理が分かる

この3要素を押さえて、分かりやすく説明するには、
頭の良さやセンスは必要ありません。

重要なのは、「相手に理解してもらいたいと思う意識」と、
「相手に合わせて表現を変える」こと。

なぜなら、分かりやすさとは、相手が評価するものだからです。

いくら自分が、一生懸命分かりやすく説明したつもりでも、
相手にとって説明不足だったり、冗長だったりしては、
ただの自己満足に終わる可能性があります。

本書は、単にルール説明に止まらず、
演習問題も掲載されていますから、
本気で分かりやすい説明ができるようになりたい人には、
ピッタリな一冊です。

タイトルがロングセラーとなっている藤沢晃治さんの
分かりやすい」シリーズとかぶっているのが、
唯一残念なところでしょうか。

この本から何を活かすか?

  「カタカナ語は使わない」

  「カタカナ語を使うと、聞き手がなんとなく分かった気に
  させるものの、本当のところは理解されないことが多いからです」

私も、うまい表現が思い浮かばなくて困った時は、
カタカナ語に逃げてしまう時があるので、
それは相手にとっては、分かりにくいということですね。

以下、本書に「頭の柔軟体操」として掲載されている、
カタカナ語から日本語への言い換え問題です。

  (1) アイデンティティ
  (2) アクセシビリティ
  (3) コミット/コミットメント
  (4) モニタリング
  (5) ユニバーサルサービス

もともと日本語に概念がないカタカナ語ものもあるので、
ちょっと難しいですね。

辞書的に訳すのではなく、相手に意味の分かる言葉で
説明するのがポイント。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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