活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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リスクマネーの威力

リスクマネーの威力~ヘッジファンドの投資行動に学ぶ乱高下市場に打ち克つ勝利の法則~
リスクマネーの威力~ヘッジファンドの投資行動に学ぶ乱高下市場に打ち克つ勝利の法則~

(2011/05/14)
草野 豊己 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

  「ヘッジファンドなどが、市場で動いていることは知っている。
  現物市場以外に先物やオプションなどのデリバティブが
  あることもわかっている。

  しかし、“リアルマネー”や“プレインバニラ金融”を
  翻弄するまでになった“リスクマネー”や“エキゾチック金融”の動きを
  正確に理解せず、すべてを無視して投資分析、
  投資判断を下しているのが現状だ。
  
  そして、残念ながら、それは個人投資家だけではない。
  金融のプロと呼ばれる市場専門家でさえも“リスクマネー”と
  “エキゾチック金融”を結果的に軽視しているのだ。」

このように、本書の著者、草野豊己さんは指摘します。

草野さんは、ロスチャイルド家の対日アドバイザーを務め、
ヘッジファンドと長く深い関わりを持ってきた方。

本書は、リスクマネーやエキゾチック金融の全貌を解き明かし、
その中での資産防衛術を指南する本です。

ちなみに、リスクマネーとは、ヘッジファンドなどが、
レバレッジをかけハイリスク・ハイリターンで動かす
足の速いお金。

また、エキゾチック金融とは、先物・オプションなどの
デリバティブやデリバティブを駆使して組成する証券化商品などの
複雑怪奇な金融です。

市場で暴落や急騰など激しい動きがあるたびに、
そのウラでリスクマネーが動いたと喧伝されますが、
本当の動きが伝えられることは稀です。

ともすると、見えない影に怯えることで、
実態以上にヘッジファンドを巨大化してしまい、
リスクマネーの動きを加速させているかもしれません。

東日本大震災で、実際にヘッジファンドはどう動いたのか?

震災後、日経平均は2820円安、為替は最高値を更新して
1ドル76円25銭をつけました。

ヘッジファンドは、阪神・淡路大震災のときと
同じシナリオを描きました。

そそて、グローバル・マクロとCTAと呼ばれる
ロボット売買で動きを加速させ、
阪神・淡路大震災後に3ヶ月かけて起こった市場の変動を、
わずか3日間で起こしました。

市場のメインプレーヤーの動きを知って、資産運用に活かす。

これからの時代、将来の年金なども当てにできませんから、
自らの手で資産を守り、更には資産を増やす必要があります。

本書を読んだだけで、簡単に資産を増やせる訳ではありませんが、
最後にババを引かないための、資産防衛術が理解できます。

この本から何を活かすか?

  「ヘッジファンドの動きを知る」

本書では、いくつかのヘッジファンドの動向を
伝えるサイトが紹介されていました。

  ●バークレイ・ヘッジ(英語)
  ●ヘッジ・ファンド・リサーチ(英語)
  ●ユーリカヘッジ(英語)
  ●リッパー・ヘッジワールド(英語)
  ●ヘッジファンド・クルーグ(日本語)

私はこれらのサイトには今までアクセスしたことがなかったので、
本書をもとに、もう少しじっくりヘッジファンド情報を
読み解いてみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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