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フェイスブック時代のオープン企業戦略

フェイスブック時代のオープン企業戦略
フェイスブック時代のオープン企業戦略

(2011/05/06)
シャーリーン・リー 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:23

  「かつては組織のトップには、重役室に閉じこもり、
  必要と判断したときだけ情報を発信するという贅沢がゆるされていた。
  だが、今日では、情報はあらゆるところから漏れていく。」

ここ数年のフェイスブックやツイッターといった
ソーシャルテクノロジーの発達で、
消費者も、顧客も、社員も、取引先も
大きな発言力や影響力を持つようになりました。

この流れに、逆行することはできません。

それでは、ソーシャルテクノロジーをうまく活用している企業と、
活用できていない企業との差はどこにあるのでしょうか?

成功した企業と失敗した企業に、
外見上の違いは、ほとんどありません。

企業の規模も、業種も関係ありません。

更には、ソーシャルテクノロジーの習熟度さえ、
あまり関係ないようです。

  「私が調査した限りでは、最大の成功要因はオープンな姿勢にある。
  言い換えれば、リーダーがしかるべき場所で
  コントロールをやめられるか、大事なのはそこである。」

こう語るのは、本書の著者、シャーリーン・リーさん。

コントロールを手放すと同時に、相手から献身と責任感を引き出す。

これがソーシャルテクノロジーの時代に
必要とされる新しいリーダーシップ。

本書では、ソーシャルテクノロジーの大波が押し寄せる中、
どうすれば企業はオープンになり、
リーダーはオープンになれるのかについて解説します。

リーさんが2008年に著してベストセラーになった
グランズウェル」の続編。

本書で提案されるリーダーシップのルールは、次の5つ。

  1.顧客や社員が持つパワーを尊重する
  2.絶えず情報を共有し信頼関係を築く
  3.好奇心を持ち、謙虚になる
  4.オープンであることに責任を持たせる
  5.失敗を許す

本書では、企業のオープン戦略とそれを推進する
リーダーシップのあり方を同時に見ていきます。

ケーススタディとして紹介されるのは、ユナイテッド航空、
シスコ・システムズ、リッツ・カールトン、マイクロソフト、
ウェルズ・ファーゴ、グーグルなど。

本書は直接的なフェイスブックなどの活用法が
解説されているわけではありません。

本書は、オープン企業戦略をを考えるときのガイドラインであり、
同時にオープン・リーダー育成の手引書となっています。

この本から何を活かすか?

  「上手に失敗する」

本書では、第9章で上手に失敗するには
どうしたらいいかが、取り上げられています。

失敗の後の対処方法さえも、オープンにせざるを得ない
昨今の状況ですから、失敗の仕方も重要です。

失敗したときこそ、その企業の真の姿勢が出てきますから。

本書で解説される、失敗を受け入れ、
成功に結びつけるプロセスは個人的にも学びたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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