活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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日本復興計画

日本復興計画 Japan;The Road to Recovery
日本復興計画 Japan;The Road to Recovery

(2011/04/28)
大前 研一 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

  「2011年3月11日、日本を襲ったマグニチュード9.0の地震と
  それに続いた大津波、それによる居住区の破壊、
  工場群の被災、インフラの切断、そして福島第一原発の
  チェルノブイリ原発事故に並ぶレベル7の災害。
  この本は、これらの危機・破壊がなぜ起こったかという
  事実認識と、そのうえにたった短期・長期の復興の道筋を
  考えてみようというものである。」

本書には、特筆すべき点が3つあります。

まず第一に、東日本大震災後の日本復興計画を、
震災が起きてから、わずか1ヶ月半でまとめて刊行したこと。

そんな荒業ができたのは、本書が震災から2日後の
2011年3月13日と、その1週間後の3月19日に放送された
「ビジネス・ブレークスルー 大前研一ライブ」を中心に
書籍化されたものだからです。

しかし、120ページ程度の薄い本であっても、
この期間で出版までこぎつけるのは容易ではありません。

これは、平時から論理的思考力を駆使して、
様々な提言をしている大前さんだからこそなせる技です。

第二に、大前さんの慧眼に、あらためて驚かされます。

震災直後の限られた情報で、事実から論理的に
その影響を予測しています。

今回の原発事故は大前さんの専門(?)分野ですが、
当時、わずかな情報で、ここまで正確に事態の全体像を
把握していた人は、ほとんどいなかったはずです。

YouTubeにアップされた「大前ライブ」は私も見ましたが、
こうして書籍化されてたもので冷静に見直すと、
その分析の正確さと洞察の鋭さには、目を見張るものがあります。

非常時だからこそ、大前さんのコンサルタントとしての
圧倒的な力量が如実に現れている印象です。

そして第三に、大前さんは本書の印税を全額放棄していること。

本書は、売り上げの12%を震災の復興支援に使うことを
版元である文芸春秋との間で合意しているそうです。

  「あなたがこの本を1冊買うと、137円分が震災復興に使われる。
  あなたも日本復興計画に参加することになる。ありがとう!」

大前さんの提言は、実行するにはハードルが高いとの
批判を受けることがありますが、本書の復興支援企画は、
実効性の高いものですね。

この本から何を活かすか?

あまり日本復興と関係ありませんが、
本書の中で、私に刺さった言葉。

  「奥さんに投資いているのかどうか。」

これは自己投資の必要性を説いている一節に
書かれていた言葉です。

最近、私は、妻と共に学ぶことを意識してませんでした。

まずは、4月以降も無料公開された「大前ライブ」が、
YouTubeにアップされているようですので、
妻と一緒に見てみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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