活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ガンダムが教えてくれたこと

ガンダムが教えてくれたこと 一年戦争に学ぶ“勝ち残る組織”のつくり方
ガンダムが教えてくれたこと 一年戦争に学ぶ“勝ち残る組織”のつくり方

(2011/03/19)
鈴木 博毅 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:26

  「日本は高度成長からバブル、そしてバブル崩壊と、
  デフレを経験してきました。
  しかし、長い不況の中にいる私たちは、過去の成功体験にとらわれ、
  新しい時代の到来を受け入れられない“赤い彗星のジレンマ”に
  陥っているのではないでしょうか。」

著者の鈴木博毅さんは、過去の成功体験にとらわれて、
変化する現実に柔軟に対応できない状況に陥ることを
ガンダムに登場するシャアになぞらえて
「赤い彗星のジレンマ」と呼んでいます。

それは、実績のある優秀な人ほど陥りやすく、
気づかぬうちに進行する病気。

シャアほど優秀でなくとも、人は過去の経験を元に
現状を判断する傾向がありますから、
誰もが陥る可能性があるジレンマですね。

それでは、「赤い彗星のジレンマ」に陥らないためには
いったいどうしたらよいのか?

鈴木さんは、人の活動を効果的な方法を学ぶ「学習期間」と
学んだことを活かす「実践期間」の2つに区分します。

シャアの不幸は、学習期間を終えて実践期間に突入した直後に、
アムロと出会い、新たな学習期間が始まってしまったこと。

その現実を受け入れることができなかった。

つまり、今の自分を取り巻く環境から、
それが「楽しい実践期間」なのか「新たな学習期間」なのかを
正確に見極め、柔軟に対応する必要があるようです。

ここでは「赤い彗星のジレンマ」を取り上げましたが、
本書では他にも、若手を即戦力に仕立てる秘策、
部下の長所を最大限に引き出す技術など、
組織のマネジメン術がガンダムから学べるように解説されています。

一度でもカンガムを見たことがある方なら、
ガンダムの名シーンが実例として思い浮かぶので、
本書の組織論としての説明がスッと腹に落ちる感じがします。

  「地球での自由競争というやつは、
  言葉でいうほど自由ではないのでな」

また、こういった名セリフをビジネスに置き換えるなど、
遊び心も忘れていないので、いまやビジネス戦士となった
ガンダムファンの方にも、受け入れられる一冊だと思います。

この本から何を活かすか?

  「闘争接点」を奪う

これは、鈴木さんの造語。

何かと闘うときに、努力次第で結果を左右できる接点で、
これさえ奪ってしまえば、相手がどうあがいても
勝てなくなるポイントと定義されています。

ザクの攻撃を受け付けないMSガンダムに搭乗することは、
「闘争接点」を奪った状態。

ビジネスでも、相手の攻撃を無効化する
「闘争接点」を奪う一手がないかを常に探り続けることが
重要だと解説されています。

個人的には、最初から「闘争接点」を奪う凄い一手を探すのではなく、
ほんの僅かな差を戦略的に育てることで、
最後に「闘争接点」を奪った状態にもっていくのが、
現実的のような気がします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 組織・社内教育・コーチング | 06:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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