活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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仕事が速い人の文章術

仕事が速い人の文章術 ムダなくしっかり書くための40のコツ
仕事が速い人の文章術 ムダなくしっかり書くための40のコツ

(2011/03/25)
鶴野 充茂 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:28

ストーリー形式のビジネス書などでは、
「紙ナプキン」にアイディアを書き出す光景をよく目にします。

ストーリー形式の本以外でも、以前紹介した
描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング」は、
原題が「The Back of the Napkin」というぐらいで、
紙ナプキンに図を書いていましたね。

では、なぜ、紙ナプキンなのか?

食事をしていて、ひらめいたアイディアを書き込むのに、
最も入手しやすいのが紙ナプキンだからか?

私は、この考えにどこか腑に落ちないところがありました。

しかし、本書が私のモヤモヤを解決してくれました。

  「一見、たとえば大判の白紙のほうが、のびのびと発想を
  広げられそうですが、あえて物理的に小さく、
  狭いスペースに書き込みを制限するのです。
  その制限された狭いスペースに書くと、たくさん書き出しやすいのです。
  逆ではありません。実際に試してみればわかりますが、
  大きな紙を使うと、余白がたくさんある分、書き出した時点で
  体系化や全体性を気にしてしまいがちになります。」

つまり、紙ナプキンは紙面が限られているから、
余計なことを気にせず、アイディアを吐き出せると。

本書では、アイディア出しのために使う紙は、
「小さな紙は1人ブレスト向き、大きな紙は誰かに説明する時向き」
と役割を分けるよう説明されています。

さて本書は、仕事を速く進めるための文章術。

文章を書くことは、手段であって目的ではありません。
あくまで目的は、仕事を速くスムーズに進めること。

ですから、本書では書くことに時間をかけないと先に決め、
場合によっては、書かないことも選択肢として考えます。

あまりページ数も文字数も多くない本ですが、
文章を書くための40ものコツがまとめられています。

サラっと読める割に、見た目以上に得られるものが多い。

これは、著者である鶴野充茂さんが、
ムダな言葉や回りくどい表現をしっかりと削った証。

さすがに、人に伝えるプロが書いた文章という感じがします。

この本から何を活かすか?

  「話は結論から」には条件が付いている。

ビジネスでは、結論を先に言うことがセオリーとなっていますが、
これには「結論が予想外の時は」という条件がついているようです。

もし、結論が「よくある話」なら、最初に結論を書かない。
というか、そもそも文章そのものを書く必要さえあまりない。

  「すいません、どれだけ調べても考えても私の結論は
  ○○なんですが、それを1枚、紙にまとめた方がいいでしょうか?」

こう聞くことで、3回中2回は書かなくてよくなると
鶴野さんは説明しています。

それでも、よくある結論を書かなければならない時は、
エピソードを添えてストーリーとして読ませ、
最後に当たり前の結論を持ってくると良いようです。

言われてみると、当たり前のことが最初に書いてる文章は
そこから先に読み進める気になれませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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