活かす読書

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小学生からのロジカルシンキング

小学生からのロジカルシンキング
小学生からのロジカルシンキング

(2011/03/03)
苅野 進 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:24

ビジネスの現場では、未知の問題を解決するために
「ロジカルシンキング」が必要だと、最近よく言われるようになりました。

ところで、私たちはロジカルシンキングを、
いつ習ったのでしょうか?

学生時代に、論理的思考力を鍛える中心となる教科は、
もちろん算数・数学です。

しかし、算数や数学は積み上げ科目なので、
前に学習した知識が身についていないと先に進めない一面があり、
論理力を鍛える前に、数学嫌いになってしまうことがあります。

三平方の定理を知らないと、ロジカルシンキングは学べないのか?

そんなことはありません。

純粋に、仮説を構築する力、分類・分解する力など
ロジカルシンキングを支える力は、
方程式を習っていない、小学生だって習得することができます。

むしろ、大人になってから勉強するよりも、
早い段階でロジカルシンキングを身につけたほうが、
人生のさまざまな場面で論理的に判断が下せるようになります。

以前、経営コンサルティング会社に勤め、
ロジカルシンキング講座の講師をしていた、本書の著者・苅野進さんは、
「ロジカルシンキングの習得は大人になってからでは遅いのではないか」
と感じたそうです。

そこで苅野さんが2004年に立ち上げたのが、
小学生向けにロジカルシンキングを指導する日本初の塾、
学習塾ロジム」です。

本書は、学習塾ロジムで小学生が受講している「ロジカルシンキング」
の授業で取り上げられた問題を集めたものです。

ビジネスパーソン向けのロジカルシンキング本を読んでも、
いまひとつ論理的思考力が身につく実感のない方は、
本書からはじめると良いと思います。

もちろん、タイトル通り本書は小学生から学べますから、
親子で一緒にロジカルシンキングを学ぶことも可能です。

私も、子供と一緒に「論理パズル101」などをやっていましたが、
もう少し実用的で様々なバリエーションに対応する、
その次のステップの教材がないと思っていました。

本書は、そんな要望にピッタリです。

ただし、解説は大人向けになっていますし、
漢字にはルビが振られていませんから、
本書は小学生だけで解き進める体裁にはなっていません。

この本から何を活かすか?

それでは、本書から小学校4・5年生向けの問題を1問。
論理の穴を見つける問題です。

  ホウレンソウはなぜ甘い?

  (1)野菜は、気温が0℃以下になっても凍ってしまわないように、
   自分で努力します。凍ってしまうと細胞がこわれて
   死んでしまうからです。

  (2)砂糖水は0℃以下になっても凍りません。それと同じように、
   野菜は凍らないために自分で糖分を増やします。

  (3)糖分を増やした野菜は、砂糖をまぶしたのではないかと
   思うほどの甘みがあります。
  
  ですから、

  (4)甘いホウレンソウは、寒い冬を乗り越えた強い野菜なのです。

  上の文章で、(1)~(3)の記述から(4)の結論を引き出すことは、
  必ずしも正しいとは言えません。その理由を考えてください。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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