活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2011年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年03月

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P&G式伝える技術 徹底する力

P&G式伝える技術 徹底する力―コミュニケーションが170年の成長を支える (朝日新書)
P&G式伝える技術 徹底する力―コミュニケーションが170年の成長を支える (朝日新書)

(2011/01)
高田 誠 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:28

投資の神様、ウォーレン・バフェットさんは、
他社と大差ない商品やサービスを売る
コモディティ(汎用品)企業がお嫌いです。

それは、価格競争に陥る可能性があるから。

しかし、一般的にはコモディティとみなされる商品を
販売しながら、バフェットさんのポートフォリオに
10%も組み込まれている企業があります。

それが、「P&G」。

もともとバフェットさんが保有していた
ジレットがP&Gに買収された関係もありますが、
現在でも、P&Gはトップ5に入るバフェット銘柄です。

さて本書は、会社の寿命30年説をはるかに超えて、
170年もの長きに渡って成長を続けるP&Gの強さの秘密を、
「コミュニケーション力」という切り口から
解き明かす本です。

著者は、P&Gジャパンで広報渉外担当部長を
務めた高田誠さん。

P&Gは、世界80ヵ国以上に事業拠点を持ち、
180以上の国と地域で製品が販売される
グローバル企業ですから、「コミュニケーション力」が
重要な役割を持つことは間違いありません。

P&Gのコミュニケーションで、ポイントとなるのは3つ。

1つ目は、なんでも「3つにまとめる」こと。

3つにまとめると分かりやすいとは、よく言われることですが、
それを共通の言語として、
P&Gほど徹底している企業は少ないように思えます。

当然、本書の文中でも随所に「3つにまとめる」が登場します。

2つ目は、消費者がボスであること。

P&Gでは“Consumer is Boss”を合言葉に、
消費者とコミュニケーションを徹底する仕組みがあるようです。

3つ目は、「目的」を浸透させること。

ここで大切なのが、その目的が単に企業の理屈ではなく、
“The Right Thing(正しいこと)”であること。

根底に「正しい」という信念があるからこそ、
迷いなくその目的を追求することができるのでしょう。

本書で公開されるP&Gのコミュニケーションノウハウは、
決して大企業だけができるものではなく、
どんな規模も企業でも、または個人でも
取り入れることが可能なものです。

逆に、それを全世界13万人もの社員が徹底して
実践していることに驚きを覚えます。

また、以前紹介したP&Gの人材育成について
書かれた本はこちら。

・「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方

この本から何を活かすか?

「すべての仕事で学びが意識できる簡単な方法」

P&Gのすべての報告書の最後には、
「Learnings」という欄があるそうです。

フォーマットはいたって簡単。

  <Learnings>  <Next Steps>
   1)                   1)
   2)                   2)
   3)                   3)

Learningsには、自分にとって何かしら意味のあった学びを
最大3点書くようにし、Next Stepsには、Learningsを活かすために
何をいつまでにするかを具体的に書くそうです。

このフォーム、読んだ本に貼り付けてもいいですね。

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