活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2011年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年03月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

マーケティング思考法

マーケティング思考法 ―考えて行動するための実践的手引書
マーケティング思考法 ―考えて行動するための実践的手引書

(2010/12/24)
数江 良一 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:28

そうか、マーケティングってこう使うのか!

そんな満足感が得られる、密度の濃い一冊。

著者は「MBAマーケティング(初版)」などで
知られる、数江良一さん。

本書は、東洋経済新報社の季刊誌「Think!」に連載された、
「マーケティングではこう考え、行動する」をベースに
大幅な加筆・修正を加えて体系化したものです。

実務の流れに沿って、マーケティングの考えが
解説されているので、教科書と実務の間にある
大きな溝を埋めてくれます。

4つのPで始まる英単語を覚えることが
マーケティングではありません。

私にとっては、マーケティングの教科書を読んで、
なんとなく分かったつもりになっていたことが
本書によって炙り出されました。

正直、ただサラッと流して読むぐらいでは、
ツマラナイ本と感じるかもしれません。

興味がない人までマーケティングの世界へ導こうと、
広い行間ををとって、面白おかしく
書かれている本ではありませんから。

しかし、「もし、自分が○○のマーケティング担当者になったら?」
と一歩踏み込んで考えながら読むと、とたんに面白くなります。

  Case 大手家電メーカー研究開発部門からマーケティング部へ異動して、
      いきなり自動炊飯器のブランドマネジャー代行になったら?

  Case もし、販売担当から日産マーチの次期型モデル(2010年投入予定)
      の商品企画担当になったら?

  Case 独立系のジャズ専門のレコード会社で新しいレーベルを
      立ち上げることになり、そのマーケティングプランを
      考えることになった。
      そうそうたるメンバーが協力してくれることになったが・・・・。

こういったケースを本書で考えることが、
今まで足りなかったものを補ってくれます。

そして、数江さんの豊富なマーケティング経験が、
本書を通じて、読者に染み渡ってくるでしょう。

この本から何を活かすか?

  SWOT分析の本当の使い方

強み・弱み・機会・脅威の4象限に分ける
フレームワークとして有名なSWOT分析。

しかし数江さんは、実務の現場やビジネススクールなどでも、
まともなSWOT分析のプロセスや結果を目にする機会は
ほとんどないといいます。

私も、実際にやってみて、
見た目より難しいなと思った経験があります。

SWOT分析を使うときのポイントは、いきなり4つに仕分けしないこと。

  手順① 情報をモレなく、ダブリなく収集し、
       外部・内部を仮置きする。
  
  手順② 仮置きした事象について、自社にとっての意味合いを考え、
       SWOTに振り分ける。

今度、本書の手順に沿って、やってみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マーケティング・営業 | 06:24 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |