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小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!

小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!
小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!
(2010/07/31)
山元 浩二 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:16

  1位 年次有給の取りやすさ(52.5%)
  2位 人事評価の結果伝達の有無(37.5%)
  3位 実労働時間の適正さ(36.0%)
  4位 社員の定着率(34.8%)
  5位 人事評価の評価基準公開の有無(31.6%)

これは本書に引用されていた、日経産業新聞の
2009年9月7日版に掲載されていたという
「働きやすい会社」の調査ランキング。

2位と5位にランクインしているように、
雇用される側にとって、会社の人事評価制度は
大きな関心ごとです。

その評価基準が不透明だったり、恣意的だったりすると、
モチベーションが大きく低下し、
退職を考えるようになる人も多いでしょう。

ことほどさように、働く側にとっても、会社にとっても
重要な人事評価制度ですが、
絶対的な正解がないのも人事評価の特徴。

誰からも不満の出ない人事評価制度はありえませんが、
先のアンケートの結果にある通り、少なくとも基準がオープンで、
評価結果は適切にフィードバックして欲しいものです。

本書は、中小企業向けの人事評価制度導入の手引書。

著者の山元浩二さんは、人材育成型人事評価制度の
専門コンサルタントとして活躍する方です。

  「評価制度は、継続的に社員を育成させる仕組みであり、
  人材育成を通して経営目標を達成することが本来の目的です。」

ポイントは、評価のための評価ではなく、
人事評価が人材育成の場として機能すること。

これが仕組みとして会社に根付けば、
雇用する側、される側どちらにとっても理想的。

本書では、経営理念を定め、事業計画を立てるところから、
人事評価制度の導入まで、使用するフォーマットと
その使い方まで細かく解説されています。

人材育成型人事評価制度は先行投資ですから、
起業して、従業員が5人以上になったら、
そろそろ本書を参考にしてもいい時期です。

もっとも、事業拡大を優先で突っ走ってきて、
気づいたら社員が100人くらいに膨れているようなベンチャーでも、
人事評価制度がお粗末な会社は多いですから、
本書のような手引書を、制度を整えるきっかけにできると思います。

この本から何を活かすか?

  「年功序列」の「功」は「功績」の功。

一般的には、勤続年数や年齢などに応じて役職や賃金を
上昇させる人事制度の意味で使われていますが、
本来の「年功序列」には、「功績」の意味も含まれていると
山元さんは解説します。

本当の言葉の由来は分かりませんが、個人的には
「功績」よりも「功労」のニュアンスが強いのかなと思います。

「功績」は「てがら」に近いイメージで、
「功労」は「長年の骨折り」に近いイメージでしょうか。

「功」本来が持つ意味は山元さんの言う通りですが、
実際は、「年労序列」的な意味で浸透したということですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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