活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ハーバードの「世界を動かす授業」

ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
(2010/08/27)
リチャード・ヴィートー 仲條 亮子 商品詳細を見る
 
満足度★★★★
付箋数:31

ハーバードのビジネスエリートは、どんな授業を受けているのか?

そんな質問に答えるべく、ハーバードの「AMP」で
リチャード・ヴィートー教授の授業に参加した
仲條亮子さんが、その内容をまとめた本です。

ちなみに、「AMP」とは、Advanced Management Program
(上級マネジメントプログラム)の略で、MBA取得後に目指す、
トップ・エグゼクティブのためのコース。

一流企業の経営者や政治家など、世界を動かす地位にいる
限られたエリートだけが受けるプログラムのようです。

ヴィートー教授が担当する科目は「BGIE」で
(Business, Goverment, and the International Economy)
国際経済をビジネスと政府の役割を交えながら考える授業。

本書では、「軌道」という発展の道をフレームワークとして用い、
日本、シンガポール、中国、インド、メキシコ、南アフリカ、
サウジアラビア、ロシア、EU、米国などが
そのようにデザインされ、国家戦略を持つべきかが提示されます。

個人的には、「挟まって身動きがとれない国」として、
メキシコや南アフリカを分析している点や、
「貯蓄率」というキーワードで経済を切る視点が新鮮でした。

あと、日本については、小泉・竹中改革は好評価でしたね。

実際の授業は、ハーバード流「ケースメソッド」で
自らが国の舵取りをする場合どうするかなどを議論し、
その議論をヴィートー教授が触発しながらも、
うまくコンポーズするところが真骨頂なのだと思います。

もちろん、そのケーススタディの白熱した様子は、
本書の紙面上では再現することはできませんし、
それを望むのは、ないものねだりというものでしょう。

本書では、各国の経済状況を大局的に捉え、
あくまでもヴィートー教授の「講義」という形で
まとめられています。

それを読んで、ただ納得するだけでなく、
「自分ならどのように日本の問題を解決し、舵を取るか?」
と議論したり、ブレインストーミングすることが、
本書の正しい使い方なのだと思います。

この本から何を活かすか?

ヴィートー教授は、アジアの共通通貨は
「簡単に実現するとは思えない」という考えです。

それで思い出しましたが、先日、小学4年の娘に
「なんで、国によってお金の種類が違うの?」と質問されました。

以下、その質問にとっさに出た私の答え。

「お金の種類を一緒にすると、便利そうだけど、実は違うんだ。

例えば、国が一つの家庭で、お金の種類がそのうちの子どもの
おこづかいと考えてごらん。

お金の種類を一緒にするのは、おこづかいの金額を一緒にするのと
同じことなんだ。

子どもにとっては、いいように見えるけど、
そうすると破産する家庭も出てくる。

だって、すごいお金持ちの家と、すごい貧乏な家で
同じおこづかいをあげるのって、無理でしょ。

もし、世界中の家庭が破産しないように、
同じおこづかいを子どもにあげるとしたら、
1ヶ月10円くらいになるけど、それも困るでしょ?

だから、国も同じで、自分の国の実力に合った
お金の使い方をするために、自分の国のお金を作っているから
お金の種類が違うんだよ」

完全にその場の思いつきで、相当いい加減な説明でしたが、
おこづかいが10円になったら困るという脅迫観念から、
娘は無理に納得した様子でした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 社会・国家・国際情勢 | 06:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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