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問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門
(2010/08/11)
横田 尚哉 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

横田尚哉さんの「ワンランク上の問題解決の技術」は
本当に素晴らしい本で、この本で伝えられていた
「ファンクショナル・アプローチ」は、目から鱗の思考法でした。

しかし、ワンランク上であるがゆえに、
とっつきにくいと思った方も多かったかもしれません。

本書は、もっと身近な例から
ファンクショナル・アプローチを知るための入門書。

  「人はカタチが欲しいのではありません。
  ファンクションが欲しいのです。」

いわゆる、ドリルを売るには穴を売れという考えですが、
問題となっているモノゴトから一端離れ、
要求される「機能」に着目した切り口で思考します。

それには、「これは誰のため?」、「これは何のため?」と
そもそも、どういった機能が要求されているかを
分解して考える必要があります。

これが、ファンクショナル・アプローチの基本。

もともとは、米GE社で開発され、
バリュー・エンジニアリングとして広まった手法です。

実際に横田さんも、この手法で公共事業の改善を図り、
10年間で1兆円を超えるコスト削減効果を実現したといいますから、
その効果は折り紙つきです。

  ・街のカフェのファンクションは何か?
  ・社内規定のファンクションは何か?
  ・ドライヤーのCOOLのファンクションは何か?
  ・資格取得のファンクションは何か?
  ・学校教育のファンクションは何か?

本書では、こういったビジネス、プライベート、公共を問わず、
20以上の例からファンクショナル・アプローチの考え方を解説します。

例えば、ハンコのファンクション。

「承認したことを伝える」、「本人であることを立証する」、
「承認手間を減らす」、「立証手間を減らす」という
4つが主なファンクション。

商習慣は別にして、機能に注目すると、
横田さんは次のようなハンコの代替案を考えています。

手のひらコピー、顔写真添付、口頭宣誓、
承認シール添付、電子的紐付けなどなど。

カタチにとらわれず、本質的な機能だけを残して、
かなり自由に発想できることが分かりますね。

この本から何を活かすか?

横田さんは本書の中で、フェイスブックとツイッターの
ファンクションを分析していました。

「情報を流通させる」、「交流を強める」、
「人とのつながりを増やす」の3つがキー・ファンクション。

これに対してブログのファンクションを考えてみると、
同じコミュニケーションツールなので、かなりに似ていますが
「人とのつながりを増やす」の代わりに「記録する」
というファンクションの度合いが強いと考えられます。

今まで、何も考えずに使っていたツールもその機能に注目すると、
より効果的な使い分けができるかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 読書法・速読術 | 06:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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