活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

プラットフォーム戦略

プラットフォーム戦略
プラットフォーム戦略
(2010/07/30)
平野 敦士カール アンドレイ・ハギウ 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:22

  「突然ですがみんさんは合コンに行かれたことはありますか。
  『なんでそんなことを!』といいたくなると思いますが、
  実は合コンも立派なプラットフォームなのです。」

プラットフォームとは、「場」のこと。

物理的な「場」であっても、機能的な「場」であっても、
場の提供者(プラットフォーマー)が、ビジネスを支配する。

もともと、このプラットフォームという概念は、
大前研一さんが2001年に「新・資本論」の中で示したものです。

また、エイドリアン・スライウォツキーさんが2002年に
ザ・プロフィット」の中で示した“スイッチボードモデル”も、
プラットフォームに含まれますね。

本書は、「おさいふケータイ」という
プラットフォームを作った平野敦士カールさんと、
若くしてハーバード・ビジネス・スクールの准教授となった
アンドレイ・ハギウさんが、概念としてのプラットフォームを
戦略論としてまとめたものです。

本書の前半は、プラットフォームの概念の説明のために、
合コンの幹事やお見合いクラブの主催者など、
俗っぽい例が示され、比較的容易な印象を受けます。

しかし、本書のキモは後半。

プラットフォーマーは、ビジネスを圧倒的な支配者となりますが、
Winner takes it all と言われるように、
ほとんどのプレーヤーが、プラットフォーマーにはなれません。

プラットフォームを作るほど、力がない場合は、
既存のプラットフォームに、ただ乗っかればよいのか?

あるいは、ある程度の力があるプレーヤーは
プラットフォーマーに対して、いかに対抗すべきなのか?

本書は、プラットフォーム構築するための
フレームワークを提示すだけでなく、
プラットフォームの「横暴化」へ対抗する
弱者の戦略が示されている点が、非常に興味深いところです。

この本から何を活かすか?

よく考えてみるもと、私の生活は、
様々なプラットフォームに乗っかって成立しています。

FC2でブログを書き、Twitterでつぶやき、
Amazonや楽天、価格コムなどで買物をする。

証券会社を通じて東証で株を売買し、
FX会社を通じて外国為替市場で通貨の取引をする・・・

これらもすべてプラットフォームを利用した行為。

もっと言うと、日本という国、更にその下の地方自治体という
プラットフォームにも、乗っかっています。

とすると、ほとんどが何らかのプラットフォーム上で
生活していることになりますね。

個人的には、本書のプラットフォームに乗る側の戦略、
もう少し掘り下げてみる必要があるかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 06:13 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |