活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ケチャップの謎

マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想” (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)
マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想” (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)
(2010/07/07)
マルコム・グラッドウェル 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:19

ティッピング・ポイント」で有名な
マルコム・グラッドウェルさんが1996年から
THE NEW YORKER誌で発表した記事の傑作集。

  「誰かの目を通して、他の人間の頭の中から
  眺めてみたらどうなるだろう?」

こんな視点から書かれた質の高いエッセイです。

原題は「What the Dog Saw」で、19編の記事が
まとめられていますが、邦訳版では3分冊されて刊行。

本書はその1巻目で、6篇の記事が収められています。

邦題になっている「ケチャップの謎」は、
米国で圧倒的なシャアを誇るハインツ社の
ケチャップの秘密に迫ります。

ただ、日本でケチャップと言えば、カゴメ。

世界中で最も売れ、米国では50%以上のシェアを占める
ハインツも、日本ではわずか数パーセントしか
売れていませんから、正直、ピンとこないところもあります。

この辺は、お国事情があるので、仕方ないところでしょう。

本書の原題にも採用されている記事、
「What the Dog Saw(犬は何を見たのか?)」は、
ドッグトレーナーとして有名なシーザー・ミランさんの話し。

ミランさんは、ナショナルジオグラフィックチャンネル放送の
「Dog Whisperer」でホスト役も務める、
全米一有名な、犬の気持ちが分かる調教師です。

個人的に一番興味深かったのは、ブレイク前の
ナシーム・タレブさんについての記事、
「ボローイング・アップの経済学」です。

記事は2002年のもので、グラッドウェルさんは、
まだ「ブラック・スワン」が世に出る前にタレブさんを
取材しています。

タレブさんのデリバティブトレーダー時代の考えや手法の
一端がレポートされ、そこには「ブラック・スワン」を生む
源流を見ることができます。

また、本書の翻訳は勝間和代さん。

勝間さんが関わる時点で賛否両論あるでしょうが、
私としては、余計な訳者解説なども掲載していないので、
受入れられ易いのではないかと思います。

この本から何を活かすか?

Amazonのレビューで、本書の内容をグラッドウェルさんの
サイトで読むことができるとの書き込みがありました。

確かに、掲載されています。
しかもHTML版とPDF版の両方が用意されていますね。

  ・第1章 The Pitchman
  ・第2章 The Ketchup Conundrum
  ・第3章 Blowing Up
  ・第4章 True Colors
  ・第5章 John Rock's Error
  ・第6章 What the Dog Saw

第6章だけは、プレスリリースの内容ですが、
他の章は全文が読めるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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