活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2010年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年09月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

モチベーション3.0

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
(2010/07/07)
ダニエル・ピンク 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:38

ブログに貼った付箋数を表示してから記録更新。

今まで、出口治明さんの『「思考軸」をつくれ』が最多でしたが、
本書があっさりとその記録を塗り替えました。

本書は、著者が「ハイ・コンセプト」のダニエル・ピンクさん、
翻訳が大前研一さんという最強のタッグ。

テーマは、モチベーション。

モチベーションを人間の基本ソフト「OS」と考えると
私たちは、生存することを目的とした「モチベーション1.0」から、
報酬と罰による動機付けの「モチベーション2.0」へと
バージョンアップしてきました。

そして、今求められるのが更に進化した「モチベーション3.0」。

これは自律性・マスタリー・目的を3要素とした内発的動機付け。

本書ではピンクさんが、様々な事例を交えながら、
アメとムチによる従来型の動機付けに大きな欠陥が
あることを指摘し、内なる「やる気」を持続する秘訣を紹介します。

本書によると、例えばダイエットなら、
目標達成術の本でよく書かれている、
「今週4日間運動したら、自分のシャツを買おう」といった
交換条件付きの報酬で、モチベーションを維持するのはNGとなっています。

内発的動機付けを失わせ、創造性を蝕むなど、長い目で見ると
かえって効果が上がらなくなる可能性があるようです。

先日紹介した、三谷宏治さんの
特別講義コンサルタントの整理術』でも、報酬を与えることが
クリエイティビティに悪影響を及ぼす事例として
「ドゥンカーのロウソク問題」の実験データが紹介されていましたが、
本書でもまったく同じ例が引用されていました。

私は自分に対しても、子どもに対しても、
つい鼻先にニンジンをぶら下げてしまいがちなので、
本書を読んで、考えを改めさせられました。

つい最近も、子どもがやっているスポーツ少年団のバスケの試合で、
「ゴールを決めたら、マンガの本を買ってあげるよ」と
約束したばかりでしたが、もちろんこれもNGですね。

石田淳さんが提唱する「行動科学マネジメント」も、
報酬と罰の原則に基づいていますから、
長期的に見るとその効果にも疑問を投げかけることになります。

ちなみに、ピンクさんの 「やる気に関する驚きの科学」の
映像はこちら(18:40)
。日本語の字幕も付いています。

また、本書の原書はこちら。
Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us

この本から何を活かすか?

ピンクさんは、モチベーション2.0型、つまり行動を
アメとムチによって外発的に動機付ける行動を「タイプX」と呼び、
モチベーション3.0型、内発的動機付けによる考え方や行動を
「タイプI」と呼びます。

そして、ピンクさんのサイトでは、タイプIかタイプXかを診断する
無料テストが用意されています。

メールアドレスの登録などが必要ないので手軽。
30問(英語)に答えると、自分のタイプが判定されます。

私は予想通り、タイプXと判定されました。

本書の巻末に掲載されている「ツールキット」を使って
改善を図る必要がありそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:14 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |