活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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特別講義 コンサルタントの整理術

特別講義 コンサルタントの整理術
特別講義 コンサルタントの整理術
(2010/06/18)
三谷 宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:21

私の中では、この著者の本はハズレがないと
思っている方が、何人かいます。

その一人が、この本の著者である三谷宏治さん。

本書は、過去の三谷さんの作品と比べると、
若干、行間が広く文字数も少なめですが、
簡潔な文章の中にも鋭い視点が満載されています。

今回のテーマは、仕事の整理術。

三谷さんは、締め切りに追われる仕事を
高速道路の「渋滞」に喩え、
解消する方法を、次のように説明します。

  1.「分ける」
    高速道路に乗せるべき車と、そうでない車を分ける。
    こだわるものと、こだわらないものを分ける。
  
  2.「減らす」
    そもそも車(シゴト)自体を減らす。
  
  3.「早めにやる」
    渋滞に巻き込まれないように、早めにスタートする。
  
  4.「習慣にする」
    これらを習慣化して自動的に行なう

三谷さんは、元経営コンサルタントらしく
誰もが1~3の技を身につけ、
習慣化する方法を戦略的に示します。

ところで、日本のホワイトカラーの生産性の低さは、
先進国の中でも最低と言われているそうです。

その非効率の原因は、悩むこと。

このとき必要なのが、想定外のことが起こった時の
判断のハカリを決めておくことのようです。

迷ったら、「最初の感覚」を信じる、「より分からない方」へ進む、
「一段上がって大局的に正しいこと」を言う、などなど。

そういえば、伊藤真さんや 大橋禅太郎さんの判断基準は、
迷ったら「ワクワクする方」を選ぶでしたね。

本書は、サラリと読める割には、核心を衝いているので、
読んで得をしたなと思わせる一冊でした。

また、奇数ページ欄外に書いてある
三谷さんの「つぶやき」や豆知識も秀逸。

この本から何を活かすか?

  「ドゥンカーのロウソク問題」

マッチと箱一杯の画びょうがあります。テーブルに蝋が
たれないよう、火のついたロウソクを壁に取り付けてください。

Duncker's Candle Problem 

これは、急がされるとヒトの生産性はダウンする
例として本書に紹介されていた問題。

2つのグループに分けてこの問題を出してみると、
何の条件もなく取り組んだグループが、
解答を出すのにかかった平均時間は7分。

一方、早く解けたヒトには報酬を出すという条件で
解いたグループの平均時間は10.5分だったという
実験データがあるそうです。

私は、本書で初めて「ドゥンカーのロウソク問題」を
知りましたが、たまたま見た瞬間に答えが分かったため、
こんな簡単でいいの?と、逆に少し考えてしまいました。

この問題の答えは、三谷さんのブログで。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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