活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ハカる考動学

ハカる考動学
ハカる考動学
(2010/04/15)
三谷 宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書は、三谷宏治さんの前著「発想の視点力」からのスピンオフ作品。

その本の中で最も興味深いテーマ、第2章の「ハカる視点」を
深堀して1冊の本に仕上げています。

本書で、主題とする「ハカる」は、
謀るでも、図るでも、諮るでもなく、「測る、量る、計る」こと。

それでは、なんのために「ハカる」のか?

もちろん「ハカる」こと自体が目的ではありません。

目的は、対象の中に潜むインサイトを絞りだすこと。

つまり表面的に見ていては気づかないアイディアや
イノベーションのヒントを「ハカって」得ることです。

本書には、三谷さんが大学院や企業研修で使う
31の事例ケースと4つの演習問題が掲載されています。

実は、ここで紹介される事例ケースのほとんどは、
雑誌やネット、新聞でオープンになった公開情報。

要するに、私たちが毎日目にするニュースも、
「ハカる」を意識さえあれば、宝の山になるということです。

確かに、大前研一さんや三橋貴明さんだって、
誰でも入手可能なデータから、インサイトを引き出していますよね。

あのCIAでさえ、情報の95%をスパイ活動ではなく、
一般情報から抽出しているそうですから、
私たちが情報の見方をちょっと変えるだけで、
もっと新しい発見が得られるのかもしれません。

そして本書では、基本技術を身につけた後は
次の3つの領域で、「ハカる」ことに挑戦します。

  1. モノではなく「ヒトをハカる」
  2. 頭で考えるのでなく「作ってハカる」
  3. 旧来の仕組みでなく「新しいハカり方を創る」

このチャレンジングな3つの領域で「ハカる」ことが、
最も革新的な視点を引き出すことにつながるようです。

  「ハカるって凄いのだ!」

本書を読むと、この三谷さんの言葉が実感できます。

読んで演習をこなせば、スキルを身につけられると感じる、
数少ない本の一冊。

それにしても、三谷さんの本にハズレはありません。

三谷さんの本の過去記事はこちら。
  ・発想の視点力
  ・正しく決める力

この本から何を活かすか?

本書では、雑誌「DIME」の「FF対ドラクエ」の記事から、
演習問題が掲載されていました。

こんなにも、見方が変わるのか!

と感じるぐらい、新に「軸」と「目盛り」を作ることで、
今まで見えなかった洞察が得られることを実感できます。

私も、手元にある日経ビジネスの記事に
別の「軸」と「目盛り」を与え、「割り算」をして
「ハカる」練習をしてみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:45 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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