Treasure Ship (Can You See What I See?)

Treasure Ship (Can You See What I See?)
(2010/04)
Walter Wick 商品詳細を見る
満足度★★★★
写真家ウォルター・ウィックさんの
「Can You See What I See?」シリーズ第7弾。
写真の中から、アイテムを探すピクチャーパズルです。
日本でも「チャレンジミッケ!」として邦訳版が出ますが、
オリジナル版から約1年遅れのペースで翻訳されているので、
本書の邦訳版が出るのは2011年の4月以降でしょう。
実は、このシリーズの前作、前々作は
娘のクリスマスプレゼントにしていたのですが、
本書は2009年のクリスマスに出版されていなかったので、
半年ずれて誕生プレゼントとなりました。
今回のテーマは「Treasure Ship: 宝船」。
12場面のパズル写真で構成され、
その中には200以上のアイテムが隠されています。
パズルの中にもストーリーがあり、
今回は“I Shall Rise Again”と刻まれた
1枚の金貨から物語は始まります。
このフレーズが、本書のカギ。
過去のシリーズでは、場面が進むと次第に
アイテムに接近していくクローズアップの手法が
使われていることがありましたが、本書の展開はその逆。
徐々にカメラを引いていき、後になってから
全体像を見せる手法を使っています。
最後のシーンが絵ハガキで終わっているので、
子供に見せた反応としては、「あれ?これで終わり?」と
少し拍子抜けした感じでした。
確かに、前作の「On a Scary Scary Night」に比べると、
スケール感はないのかもしれません。
しかし、実は「JOLLY ROGERのおみやげ屋さん」の
店自体が宝船の一部で作られていたり、
見直すたびに気付く、ウィックさんの仕掛けが今回も満載です。
宝船が実在した証拠を、あちこちで見つけることで、
この本こそが自分の宝物となるような作品ですね。
日本のアマゾンでは、本の中身が見れませんので、
ちょっと覗いて見たい方は、ウィックさんのサイトで
ご覧ください。3ページほど見ることができます。
また、ウィックさんはFacebookのノートに
本書のメイキングを載せていますので、こちらもどうぞ。
・The Making of TREASURE SHIP: Part 1
・The Making of TREASURE SHIP: Part 2
・The Making of TREASURE SHIP: Part 3
・The Making of TREASURE SHIP: Part 4
・The Making of TREASURE SHIP: Part 5
・The Making of TREASURE SHIP: Part 6
・The Making of TREASURE SHIP: Part 7

洋書を読まない人、英語が苦手な人でも本書は楽しめるか?
ウチの娘は現在小学4年生。
そんな子供でも十分楽しめるのが本書のシリーズです。
もちろん、読めない単語、知らない単語は出てきますが、
それを調べながらピクチャーパズルを解くのも
一つの楽しみです。
そんな時に役立つのが、電子辞書。
私の今の一押し電子辞書は、セイコーの「SR-G7001M」です。
小型でも英語系辞書が充実しているのがポイント。
また、過去の「Can You See What I See?」シリーズはこちら。
・Can You See What I See?
・Can You See What I See? Cool Collections
・Can You See What I See? The Night Before Christmas
・Can You See What I See? Dream Machine
・Can You See What I See? Once upon a Time
・Can You See What I See? On A Scary Scary Night
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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