活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業

11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業
11歳のバフェットが教えてくれる「経済」の授業
(2010/03/19)
田口智隆 商品詳細を見る

満足度★★

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットさんの
少年時代のエピソードを引用しながら、
「お金」や「投資」、「経済」について、
本書の著者である田口智隆さんの考えが語られる本です。

  プロローグ 経済学は「知らぬが仏」では損をする!
  第1章 バフェット大恐慌に生まれる!
  第2章 バフェット6歳で「チューインガム」ビジネスをはじめる!
  第3章 バフェット11歳で投資デビューを果たす!
  第4章 バフェット13歳で税金を納める!
  第5章 バフェット15歳で不動産ビジネスをはじめる!
  第6章 バフェット19歳で「保険ビジネス」の魅力に気づく!

驚くべき点は、バフェット本の体裁をとりながら、
バフェットさんに関する情報源・参考文献が、
  ・「スノーボール(上)・(下)」、
  ・「お金持ちになるためのバフェット入門
の、たった3冊しかないことです。

もちろんフォレスト出版の本なので、
文字も大きく行間も多いのですが、
これだけの情報を元に1冊の本にしてしまうのは
さすがと言うしかありません。

多くのバフェット本が出版される中で、
バフェットさんの少年時代のエピソードに絞って
取り上げたのは他にありませんので、
目のつけどころが良かったと思います。

さて、肝心の中身は非常に平易に書かれていますが、
難しいことが簡単に説明されているというよりは、
簡単なことが簡単に説明されているという印象です。

長期投資でコツコツと資産形成というのが、
田口さんのポリシーということは伝わってきます。

ただ、私には底が浅く感じられ、
田口さんって本当に経済が分かって書いているのかな?とか、
どれだけバフェットさんの投資法について知って書いているのかな?
と、思える面もありました。

この本から何を活かすか?

  「インフレ」「デフレ」どちらがチャンス?

田口さんは本書の中で、自ら発したこの問いに対し、
「一概には言えないが」と前置きしながらも、
インフレではなく、デフレが投資のチャンスと説明しています。

バフェットさんは、恐慌や株価暴落時に優良銘柄を
抜け目なく仕込むことで知られています。

それはあくまでも、狙っていた会社の株価が、
本来の価値から乖離し、過小評価されていると判断するからです。

根本的に、デフレと恐慌は違います。

ですから、単純にデフレ=チャンスと考えるのではなく、
デフレ時はデフレに合った投資法、
インフレ時はインフレに合った投資法を選択するのが、
スマートな投資家だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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