活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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論点思考

論点思考
論点思考
(2010/01/29)
内田 和成 商品詳細を見る

満足度★★★★

  「上司からいわれたとおりの仕事をやったのに、
  それを提出するとなぜかあまり評価されなかったという
  経験があるのではないだろうか。これは論点がずれているせいだ。」

逆に、いわれたとおりにやっていないのに、
上司から評価されている人がいるのは、論点を押さえているから。

「論点」とは、解くべき問題のこと。
解決することによって成果があがる真の問題。

そもそも、いま解こうとしている問題は正しいのか?

一番最初の問題設定段階で間違えてしまったら、
いくら解決策を実行しても成果はあがりません。

本書は、問題解決に当たる前の、
正しい論点設定をするための本です。

例えば、「会社に泥棒が入った」という事例。
この際の論点候補も次ぎのようにいろいろと考えられます。

  論点1 防犯体制に不備がある
  論点2 損害を受けた、あるいは今後受けるリスクがある
  論点3 報告体制に不備がある
  論点4 盗難にあったことが報道され、会社のイメージダウンとなった

大切なのは、どれを論点と設定するかによって、
打ち手が変わること。

  打ち手1 防犯体制づくり
  打ち手2 損害額算定、損益への影響を最小化
  打ち手3 報告体制整備
  打ち手4 イメージ向上の対応策

そして、すべての論点に対応しようとせずに、
最優先課題に絞込み、捨てるという発想を持つことのようです。

本書の著者は、ボストンコンサルティンググループ(BCG)で
日本代表を務めた内田和成さん。

本書は、内田さんが2006年に執筆した「仮説思考」と
対になる本です。

論点思考と仮説思考は、言わば問題解決のための両輪。

問題解決の最上流の段階が論点設定ですが、
数多くの論点候補の中から、コレというものに絞る際に
仮説思考も使います。

そして、論点が確定されたなら仮説思考で問題解決に当たります。

本書は「仮説思考」と併せて読みたい一冊です。

この本から何を活かすか?

  「本当にそれが論点か?」

論点を見つけるには、本当にそれが論点かと、
常に疑問を持つことが必要のようです。

更に、人の話しを聞いて「なるほど」と思っても、
そこで思考を止めず、「なるほど・・・でも、なぜなのか?」
と「なぜ」を繰り返すことを内田さんは勧めています。

私は、よく「なるほど」で思考が止まってしまいます。

本書を読んで「なるほど」と思った部分が沢山ありましたが、
論点思考をするためには、それぞれの部分について
「でも、なぜ?」と、もう一段深掘りしてみる必要がありそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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